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<就労継続支援B型の制度理解>④B型事業所の収入構造(給付費と生産活動)

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
本日は、就労継続支援B型の制度理解についての第4回目です。
前回は、B型は会社ではなく“障害福祉サービス”という話をしました。

 

今回は、B型事業所のお金の仕組みを整理します。
実はここを理解すると、多くの事業所の悩みが見えてきます。

 B型事業所の収入は2つしかない

B型事業所の収入は、基本的にこの2つです。
給付費(基本報酬)
生産活動収入

この2本柱です。

普通の会社のように
・商品売上
・サービス売上

だけで成り立っているわけではありません。

 ①給付費

これは国・自治体から支払われる報酬です。
簡単に言うと利用者1人 × 利用日数で収入が決まります。

例えば・・・

・利用者20人
・1日利用15人
・月20日利用

この場合、15人 × 20日
つまり、300人日が事業所のベースになります。
そこに、「基本報酬」、「加算」などがついて事業所の収入になります。
つまり、B型の基本収入は「福祉報酬」なのです。

②生産活動収入

もう一つが、生産活動です。

これは
・内職
・印刷
・農業
・パン
・お菓子
・軽作業
・清掃
など、事業所ごとに様々です。
ここで生まれた利益が工賃になります。
つまり、利用者が受け取る工賃は生産活動の利益から出ています。

よくある誤解

ここでよくある誤解があります。
「仕事を増やせば工賃は上がる」という考え方です。
しかし実際は違います。
例えば
売上 10万円
原価 5万円
残り 5万円
ここから
・材料
・ロス
・設備
・管理費
などが引かれると残るお金は数万円です。
これを利用者20人で分けると…ほとんど残りません。
つまり、 売上が増えても工賃が上がらないという現象が起きます。

B型事業所の経営はここが難しい

B型事業所の経営は普通の会社と違い

2つの目的があります。
① 支援
② 工賃

このバランスです。

作業を増やすだけでは工賃は上がらない。
でも、仕事がないと支援にならない。
このバランスがB型事業所の難しさです。

 実は工賃アップには「構造」がある

多くの事業所は、ここで悩みます。
「もっと仕事を取ろう」、「内職を増やそう」
しかし、本当に必要なのは構造の見直しです。
例えば
・単価
・原価
・販路
・工程
・ロス
・利益率

ここを見直さないと工賃は上がりません。


次回のブログはこちら→

2026年03月14日 20:42

<就労継続支援B型の制度理解>③B型事業所は“働く場所”ではなく支援サービスの場

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
本日は、B型事業所の制度を理解するうえで、とても重要なのに意外と誤解されているこがあります。

それは…B型事業所は「仕事を行う会社」ではないということです。
今日はここを整理します。

 

 B型事業所は会社ではない

B型事業所を外から見ると、

・作業をしている
・商品を作っている
・工賃をもらっている

ので、「仕事をする会社」のように見えます。
しかし制度上は違います。
B型事業所は障害福祉サービスです。
つまり、仕事の場ではなく支援の場なのです。

利用者は「社員」ではない

ここも重要です。

会社なら
・社員
・給与
・雇用契約

があります。

しかしB型では
・社員ではない
・給与ではない
・雇用契約もない
その代わりにあるのは利用契約です。
そして、お金も給料ではなく「工賃」になります
この違いは制度上とても大きいポイントです。

 なぜ雇用ではないのか

理由はシンプルです。
B型は一般就労が難しい方でも働ける場所だからです。
雇用契約にすると
・最低賃金
・労働時間
・労働義務
などが発生します。
すると体調や障害の状況によっては働くこと自体が難しくなります。
そこでB型事業所では雇用ではなく支援としての働く機会を提供しています。

だから「工賃」は低い

ここでよくある誤解があります。
「工賃が低すぎる」という問題です。
確かに現実として全国平均工賃は月額 約17,000円前後です。
ただし、制度上は給料ではないため、最低賃金の対象ではありません。
これは良い・悪いではなく制度の前提なのです。

 ここを理解しないと運営を間違える

B型事業所の運営でよくある失敗は「会社の経営」と同じ考え方をしてしまうことです。

例えば

・作業量を増やす
・内職を増やす
・人を増やす

しかし、これだけでは工賃は上がりません。
なぜならB型事業所の収入の柱は
給付費(基本報酬)
生産活動収入
この2つだからです。
この構造を理解しないと「忙しいのにお金が残らない」という事業所になります。
 
次回はB型事業所の収入構造を整理します。
実はここが分かると、多くの事業所が「ああ、だから工賃が上がらないのか」と気づきます。
B型の制度は構造を理解すると一気に見え方が変わります。

次回のブログはこちら→
<就労継続支援B型の制度理解>④B型事業所の収入構造(給付費と生産活動)
2026年03月14日 20:15

<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>⑦「単価」はどうやって決まるの?

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
今日は「単価」の話です。
多くの事業所さんから、よくこんな声を聞きます。
「単価を上げたいんです…」「もう少し高くならないですかね…」気持ちはよく分かります。



でもここで、ちょっと考えてみてください。
単価って、誰が決めているのでしょう?

・事業所?
・取引先?
・営業担当?

実は違います。

単価を決めているのは“市場”です。

 単価は「気合い」で上がらない

例えば、こんな作業があります。
・チラシ折り
・封入作業
・袋詰め
・箱の組み立て

これらの単価は、実はだいたい決まっています。

例えば
封入作業
1通 1円〜5円
チラシ折り
1枚 0.5円〜2円
ここで、「10円ください!」と言ったらどうなるでしょう。
残念ながら、ほぼ確実に断られます。
なぜか。答えはシンプルです。
もっと安くやる人がいるから。
これが「市場」です。

 単価が決まる3つのルール

では単価は、何で決まるのでしょうか。
実は、だいたいこの3つです。
① 誰でもできるか?
例えば
・封入
・シール貼り
・チラシ折り
これは極端な話、小学生でもできます。
つまりできる人が多い。
こういう仕事は、単価が下がります。
② 急ぎかどうか
同じ仕事でも、
・来週でいい
・明日ほしい
これだけで単価は変わります。
なぜなら、時間には価値があるからです。
例えば
「明日のイベントで使うチラシ」これなら多少高くても頼みますよね。
③ 困りごとを解決しているか
ここが一番大事です。
例えば「チラシ印刷できます」
これだと、ただの印刷屋です。
でも、
・町内会のお祭りチラシ
 ・50枚から
 ・翌日渡し
こうなるとどうでしょう。
「助かる!」と言われます。
つまりこれは作業ではなく“問題解決”です。

 作業は安い、価値は高い

多くのB型事業所は作業を売っています。
だから単価が上がりません。

でも本当は、売るべきものは価値です。

例えば

× チラシ折り
○ イベント前日のチラシ準備

× 封入作業
○ DM発送の準備代行

言い方を変えるだけでも見え方は変わります。

 工賃アップのヒント

もし単価を上げたいなら、まず考えることは「この仕事は何を解決しているのか?」です。

・時間を助けているのか
・人手不足を助けているのか
・アイデアや品質を助けているのか

ここが見えると、同じ仕事でも単価は変わります。

次回のブログはこちら→

2026年03月14日 19:33

<生活保護と生産活動の工賃>①生活保護と「働くこと」

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
就労継続支援B型事業所の生産活動や工賃の話をすると、よくこんな声を聞きます。
「生活保護の人は働いても意味がない」、「働いたら生活保護が減るから損」、「どうせ全部引かれるんでしょ?」
実はこれ、半分は誤解です。
今日はまず、生活保護と「働くこと」の基本的な関係を整理してみます。

生活保護でも働いてよい

まず大前提です。
生活保護は「働いてはいけない制度」ではありません。
むしろ制度の原則は働ける人は働く
という考え方です。
生活保護法にも次の原則があります。
能力に応じて働くこと、つまり、働くこと自体は制度として認められています。

働いた収入はどうなるのか

ここでよくある疑問があります。
「働いたら、その分だけ生活保護が減るのでは?」この疑問です。
確かに、働いて収入があれば、収入として計算されます。
しかし、働いたお金がそのまま全部引かれるわけではありません。
生活保護には、収入認定という仕組みがあります。

収入認定という仕組み

生活保護では働いた収入のすべてがそのまま保護費から引かれるわけではありません。

そこには

・基礎控除
・必要経費
・就労控除
などの考え方があります。
つまり、働いた金額= そのまま減額ではないのです。
そのため、働いた方が手取りが増えるケースも多くあります。

B型事業所の工賃も関係してくる

この問題は、就労継続支援B型事業所の工賃とも深く関係します。
B型の利用者の中には生活保護を利用している方も多くいます。
そのため、「工賃を上げても意味がないのでは?」という声が現場で出ることもあります。
しかし、制度の仕組みを正しく理解するとそう単純な話ではありません。

次回のブログはこちら→
2026年03月08日 03:32

<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>⑥今の平均工賃はいくら?

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
前回は、B型が価格競争に負けやすい理由についてお話ししました。
前回のブログはこちら→<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>⑤B型事業所が価格競争に負ける理由
安さで勝負すると、仕事は取れても、工賃は上がらない。
では、ここで次に必要なのは何か。
 
それは、「今、自分たちの工賃がいくらなのか」を正しく知ることです。
今日はその第一歩として、平均工賃の見方を整理していきます。

まず確認したいこと

「工賃を上げたい」と言っても、今の数字が分からなければ、改善のしようがありません。

たとえば、
・今の平均工賃はいくらか
・前年と比べて上がったのか下がったのか
・その金額で本当に事業として成り立っているのか
ここが見えていないと、感覚だけで動くことになります。
経営は、気合いではなく数字の確認から始まります。

 平均工賃とは何か

平均工賃とは、簡単にいえば、利用者1人あたり、どれくらい工賃を支払えているかという数字です。
B型では、この数字がとても重要です。
なぜなら、工賃水準評価型では、前年度の平均工賃月額が報酬にも関係してくるからです。
つまり、工賃は単なる「支払い額」ではなく、事業所の運営そのものに影響する数字です。

まずはシンプルに考える

難しく考えすぎなくて大丈夫です。
まずは感覚をつかむために、シンプルに考えてみましょう。
たとえば1か月で、
・工賃として支払った総額:120,000円
・対象の利用者数:10人
この場合、120,000円 ÷ 10人 = 12,000円
平均工賃は1人あたり月額12,000円というイメージです。
まずはこのレベルで、「うちは今どのくらいか」を出してみることが大切です。

 大事なのは“良い・悪い”ではなく“把握”

ここで大切なのは、高いか低いかをすぐに判断することではありません。
最初にやるべきことは、責めることでも、落ち込むことでもなく、現状を把握することです。
たとえば平均工賃が低かったとしても、それで終わりではありません。
現状が見えれば、
・どこに課題があるか
・何を改善すればいいか
・どこから手をつけるべきか
が見えてきます。
逆に、数字を見ないまま「もっと頑張ろう」だけで進むと、改善はかなり難しくなります。

 平均工賃だけでは足りない

ここで一つ注意があります。
平均工賃は大事ですが、平均工賃だけ見ても不十分です。
なぜなら、
・どの商品・仕事で売上が出ているのか
・原価はいくらかかっているのか
・利益が残っているのか
・無理な運営になっていないか
までは、平均工賃だけでは分からないからです。
つまり平均工賃は、入口の数字です。
最初に必ず見るべき数字ですが、それだけで全部は分かりません。

 まずは“今の数字”を紙に書く

おすすめは、まずこの3つを書き出すことです。

① 1か月の工賃総額

その月に支払った工賃の合計です。

② 対象利用者数

その工賃計算の対象になる人数です。

③ 1人あたり平均工賃
工賃総額 ÷ 利用者数
これだけでも、今の立ち位置が見えやすくなります。
「なんとなく低い気がする」ではなく、実際に数字で見ることがスタートです。

 数字を見ることは、冷たいことではない

福祉の現場では、数字の話をすると、「お金のことばかり考えているみたいで嫌だ」と感じることもあります。
ですが、本当は逆です。
数字を見ないままだと、工賃を上げる方法も考えられません。

 

利用者さんに少しでも多く還元したいなら、まずは現状を知ること。
それは冷たいことではなく、責任ある運営です。

 

工賃アップの第一歩は、今の平均工賃を出してみること。
いきなり売上を伸ばす前に、まず現状を把握する。
それだけでも、見える景色は変わります。


次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>⑦「単価」はどうやって決まるの?

2026年03月08日 02:57

<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>⑤B型事業所が価格競争に負ける理由

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
前回は、「作業」と「ビジネス」は違うという話をしました。
B型事業所の生産活動で、よく起きる問題があります。
それが価格競争です。

 

よくある流れ

最初はこう考えます。
「仕事を取るために、安くしよう」
例えば
・チラシ封入
・袋詰め
・軽作業
・部品組み立て
こうした仕事を受けるとき、「安ければ仕事が来る」そう思いがちです。
しかし現実はどうでしょう。
もっと安い業者が出てきます。
さらに安い業者も出てきます。

そして、最後はこうなります。
利益が残らない。

B型事業所が不利になる構造

ここが重要なポイントです。
実はB型事業所の生産活動は、価格競争に弱い構造になっています。
理由はシンプルです。
① 作業スピード

・一般企業
 → 早い

・B型事業所
 → ゆっくり

当然です。
B型は支援が必要な方の働く場所だからです。
スピードだけで勝負したら最初から不利です。
② 管理コスト
B型事業所には
・支援員
・送迎
・記録
・個別支援計画
など、一般企業にはないコストがあります。
つまり、同じ作業でも実質コストは高くなります。
③ 量をこなせない
一般企業は「1万個」、「10万個」という仕事ができます。
しかしB型事業所は小ロットが多い。
ここでも価格勝負は不利になります。

 だから価格競争は危険

ここまで整理すると見えてきます。

B型事業所が安さで勝とうとするとどうなるか。
・工賃が上がらない
・職員が疲弊する
・利用者の仕事が単純作業だけになる

結果として事業所の魅力も下がります。

解決策はシンプル

ではどうするか。
答えは一つです。
価格で戦わないこと。
そのためには、価値で選ばれる仕事を作る必要があります。

例えば

・小ロット
・地域密着
・手作業の価値

こうした強みです。

次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>⑥今の平均工賃はいくら?

2026年03月08日 02:27

<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>④「作業」と「ビジネス」は違う

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
就労継続支援B型事業所の現場では、よくこんな言葉を聞きます。
「利用者さんは、毎日しっかり作業しています」
もちろん、これはとても大切なことです。
しかし、ここに一つの落とし穴があります。
それは「作業=ビジネス」ではないということです。

 

作業とは何か?

作業とは、決められた工程をこなすことです。

例えば
・袋詰め
・シール貼り
・封入作業
・部品の組み立て
こうした作業は、利用者さんの訓練やリズムづくりにはとても有効です。
しかし、ここで一つ大事な視点があります。
その作業は、いくらで売れるのか?

 ビジネスとは何か?

ビジネスとは「価値」と「お金」が結びついている状態です。
つまり
・誰が買うのか
・いくらで売れるのか
・利益が出るのか

この3つが成立してはじめてビジネスになります。

よくあるB型事業所の状態

多くの事業所では、こうなっています。
1、作業を用意する
2、利用者さんに取り組んでもらう
3、あとから販売を考える
しかし、本来は逆です。

正しい順番

本来の順番はこうです。
1、誰が買うか決める
2、いくらで売れるか決める
3、そのための作業を設計する

この順番で考えると、事業所の生産活動は大きく変わります。

作業中心の発想

「利用者さんができる作業は何か?」から始めると、単価の低い仕事になりやすいです。

ビジネス中心の発想

「市場は何を求めているか?」から考えると、単価が上がる可能性が出てきます。

例えば

袋詰めという作業でも
・ただの袋詰め
・EC商品の発送セット
・イベント用のキット組み

このように用途が変わるだけで単価は大きく変わります

大事なのは「作業づくり」ではない

B型事業所の経営で本当に重要なのは作業を探すことではありません。
大事なのは売れる仕事を設計することです。

作業=ビジネスではありません。
ビジネスとは売れる仕組みを作ること。
2026年03月08日 01:56

<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>③工賃アップの計算式

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
ここまで、<工賃が上がらない理由>、<マーケティングって何?>をお話してきました。
今日は、いよいよ核心です。



 

工賃アップには計算式があります。

感覚ではありません。
根性論でもありません。

ちゃんと計算式があります。

まず大前提

工賃はこれで決まります。
売上 − 経費 = 工賃原資
そして、工賃原資 ÷ 利用者人数 = 平均工賃
これだけです。
シンプルです。

では、工賃を上げるには?

答えは3つしかありません。
① 売上を上げる
② 経費を下げる
③ 利用者人数とのバランスを設計する

これが工賃アップの公式です。

でも、多くの現場で起きていること

✔ 売上はなんとなく
✔ 原価計算をしていない
✔ 粗利を見ていない
✔ 「忙しい=うまくいっている」と思っている

ここが落とし穴です。

具体例で見てみましょう

例えば、

売上:50万円
経費:30万円

残るのは20万円。
利用者20人なら、
 平均工賃1万円
もし工賃を2万円にしたいなら?
単純に考えて、 原資は40万円必要

つまり、売上を増やすか、利益率を上げるしかないです。

工賃アップの本当の計算式

もう一段、深くいきます。

売上はこう分解できます。
売上 = 単価 × 販売数
つまり、工賃アップの計算式は(単価 × 数 − 経費)÷ 人数
ここまで分解できます。

どこを変えるか?

✔ 単価を上げる?
✔ 数を増やす?
✔ 原価を下げる?
✔ 人数とのバランスを見直す?
戦略はここで決まります。


次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>④「作業」と「ビジネス」は違う

 

2026年02月24日 02:15

<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>②マーケティングって何?

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
前回は、「なぜ工賃は上がらないのか?」
前回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>①なぜ工賃は上がらないのか?

答えは、頑張り不足ではなく構造の問題というこを書きました。
今日は、その構造を変える話です。

 

マーケティングって何?

「営業が苦手で…」「売り込みはちょっと…」よく聞きます。
でも、安心してください。
マーケティングは、売り込むことではありません。

マーケティング=売れる前の準備

これが本当の意味です。

<例えば、印刷の仕事の場合>
「なんでも印刷できます」これでは弱いです。
誰向けなのか分からないからです。
それでは「町内会のお祭りチラシを、50枚から翌日渡しできます」とうたったら・・・どうでしょう?

・誰に → 町内会
・何を → お祭りチラシ
・どれくらい → 50枚から
・価値 → 翌日渡し

一気にイメージが湧きますよね。
これが、マーケティングです。

売れない現場の共通点

・何を売るか毎回違う
・値段はなんとなく
・誰に売るか決めていない
・販路は知り合い頼み

これでは、安定しません。
ラーメン屋で言えば、「味は日替わりです。値段も日替わりです。」と言っているのと同じです。
こんなラーメン屋あったら怖いですよね。

マーケティングは整理

やることは、たった4つ。

✔ 誰に売るか
✔ 何を売るか
✔ いくらで売るか
✔ どう届けるか

これを先に決める。
それだけです。

なぜ工賃に関係するのか?

売上 − 経費 = 工賃原資
売上が安定しないと、工賃も安定しません。
マーケティングとは、売上を安定させる準備です。

次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>③工賃アップの計算式
2026年02月24日 01:46

<就労継続支援B型の生産活動・工賃アップのためのマーケティング入門>①なぜ工賃は上がらないのか?

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。

工賃アップについて今日はちょっとド直球でいきたいと思います。



 

こんなに頑張っているのに

現場は本気です。

・利用者さん、毎日来ている
・支援員さん、全力で支援している
・作業量、去年より増えている

なのに…通帳の数字、ほぼ変わらない。
なぜでしょう?

答え:頑張る方向がズレているから

ちょっと想像してください。
時給10円の仕事を1日100個やる。
翌月は200個やる。
さて、収入は?…増えます。
でも、劇的には増えません。
なぜなら、「単価が10円」だからです。
これが内職モデルの正体です。

工賃は努力賞ではありません。

ここが一番の誤解ポイントです。
工賃は、「頑張ったで賞」ではありません。
売上 − 経費 = 工賃原資これだけです。
つまり、売上が小さいと
どう頑張っても残りは小さい。
数字は、優しくありません。

下請けモデルの怖さ

下請けの世界では、
・単価は相手が決める
・納期も相手が決める
・値上げ交渉はほぼ不可
つまり、自分でハンドルを握っていない状態です。
アクセル踏んでるのに、車は相手が運転している。
これではスピードは出ません。

よくある誤解

 「制度が悪い」
 「報酬が低い」
 「利用者が重度だから難しい」

違います。
問題はそこではない。
本当の原因は・・・

工賃が上がらない本当の理由

まとめます。

1,単価を決められない
2,原価計算をしていない
3,粗利を見ていない
4,販路を持っていない

つまり、事業として設計していない。

厳しい言い方ですが、「福祉」だけでは工賃は上がりません。
「経営」が必要です。

でも、希望はあります

逆に言えば、
✔ 単価を上げる
✔ 粗利を管理する
✔ 自社製品を持つ
✔ 販路をつくる
これをやれば、構造は変えられます。
才能はいりません。
2026年02月24日 01:24

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