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お知らせ

<B型事業所の生産活動悩み相談>⑧生産活動の悩み相談は課題を整理する場です。

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
既存のB,型事業所さんからご相談を受けるとこのような言葉が飛び交います。
「大場さん、結局どうすればいいですか?」
でも私は、すぐに“答え”を出しません。
なぜなら・・・
相談は「答えを出す場」ではなく、「整理する場」だからです。

 

相談は課題整理の場

事業の課題は、たいてい“表面”と“本質”が違います。
たとえば、
「工賃を上げたい」という相談。
でも掘り下げると、
・単価の問題
・販路の問題
・工程設計の問題
・職員体制の問題
・そもそもの方向性の問題

が絡み合っています。

この状態で答えをだすと応急処置だけで終わる可能性が高いです。

相談の本当の価値

相談とは、

✔ 思考を言語化する
✔ 情報を並べる
✔ 感情を整理する
✔ 優先順位をつける

プロセスです。
言葉にすることで、初めて見えるものがあります。

課題整理ができると何が起きるか?

・課題が絞られる
・無駄な投資を防げる
・焦りが減る
・覚悟が決まる

そして最終的に、自分で答えを出せる状態になります。
これが一番強い。

コンサル型行政書士としての役割

私は「指示を出す人」ではありません。
現場を一緒に俯瞰し、
・数字
・人
・工程
・未来像
を整えていく。
答えは、多くの場合、相談者の中にあります。

整理されていない状態の危険性

・整理せずに動くと、
・補助金頼みになる
 ・設備先行になる
 ・新規事業を乱発する
 ・職員が混乱する

結果、現場が疲弊します。

生産活動の悩み相談<内職中心の事業所向け>||行政書士事務所ライフ法務プランニング|宮城県大崎市
次回のブログはコチラ⇒<B型事業所の生産活動悩み相談>⑨よくある悩みと解決のヒント

2026年02月16日 02:09

<B型事業所の生産活動悩み相談>⑦生産活動の見直しに必要なヒアリング

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
生産活動を見直すとき、多くの事業所がまず考えるのは
・単価はいくらか
・新しい作業は何があるか
・設備はいくらかかるか
ですが・・・
実は、一番最初にやるべきことは「ヒアリング」です
 

なぜヒアリングが重要なのか?

ヒアリングとは、単なる「現状確認」ではありません。
未来を設計するための“情報収集”です。

ヒアリング不足で起こること

・ 職員が疲弊する
 ・利用者に合わない作業を導入する
 ・設備だけ増えて売れない
 ・収益が改善しない

つまり、頑張ったのに成果が出ない状態になります。

本当に聞くべきこと

ヒアリングで重要なのは、
売上の数字だけではありません。

① 現在の生産構造

・作業内容
・単価
・工数
・ロス

② 職員体制

・誰が中心か
・得意分野
・負担の偏り

③ 利用者の特性

・集中力の持続時間
・得意な作業
・潜在的な強み

④ 経営者の本音

・本当にやりたい方向性
・将来ビジョン
・不安に思っていること

ここを深掘りしない限り、未来設計はできません。

ヒアリングは「問題探し」ではない

誤解されがちですが、ヒアリングは「ダメ出し」ではありません。

目的は、

✔ 強みを見つける
✔ 伸ばせる部分を明確にする
✔ 無理を見抜く

ことです。

私が大切にしている問い

私は常にこう自問します。
「その選択は、その人のためになるだろうか。」

制度に合っているかよりも、現場で無理なく続くかどうか。

生産活動は“続くこと”が最優先です。

ヒアリングが変えるのは「未来」

ヒアリングを丁寧に行うと、
・単価を上げる道が見える
・自社製品の可能性が見える
・無駄な投資が防げる
・工賃アップの現実的ルートが描ける

つまり、事業の未来が具体化します。
生産活動の悩み相談<内職中心の事業所向け>||行政書士事務所ライフ法務プランニング|宮城県大崎市
次回のブログはコチラ⇒<B型事業所の生産活動悩み相談>⑧相談は課題を整理する場です。

2026年02月16日 01:47

<B型事業所の生産活動悩み相談>⑥現状を正しく把握するための自己診断チェックシート

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
生産活動のご相談を受ける中で、私が最初に行うのは「改善提案」ではありません。
まずやるのは、現状の見える化です。
今日は、あなたの事業所の“いま”を確認する自己診断チェックシートをお届けします。
感覚ではなく、構造で見ていきましょう。

生産活動・自己診断チェックシート

※「はい=1点」「いいえ=0点」で合計点を出してください。

① 売上構造チェック

□ 主な売上は下請け・内職である

□ 自社製品の売上は全体の30%未満

□ 価格は相手(発注元)が決めている

□ 値上げ交渉をしたことがない

□ 売上が止まると一気に不安になる

 3つ以上チェック=構造依存型

② 工賃・収益チェック

□ 平均工賃を即答できない

□ 粗利を計算したことがない

□ 商品ごとの原価を把握していない

□ 給付費頼みの運営になっている

□ 「忙しい=儲かっている」と思っている
 3つ以上チェック=数字が見えていない状態

③ 工程・現場チェック

□ 作業が属人化している

□ 手順書が整備されていない

□ ロス(やり直し・待ち時間)が多い

□ 利用者の特性と作業が合っていない

□ 職員が常にバタバタしている

 3つ以上チェック=工程設計が未整理

④ 販路・マーケティングチェック

□ 販路は1~2箇所しかない

□ SNS発信をしていない

□ 商品の「強み」を言語化できない

□ ターゲットが曖昧

□ 価格の根拠を説明できない

 3つ以上チェック=販売設計不足

 合計点の目安
・0~5点 → 安定型
・6~10点 → 要改善
・11~15点 → 構造改革ゾーン
・16点以上 → 本気でモデル転換が必要

 なぜ自己診断が必要なのか?

多くの事業所は、「忙しい」「利用者は頑張っている」「売上は出ている」
ここで止まります。

ですが、本当に見るべきは

✔ 粗利は出ているか
✔ 必要販売数を把握しているか
✔ ロス率はどのくらいか
✔ 自社主導の売上比率は何%か

です。

構造を変えない限り、工賃は上がらない

一つ問いです。

あなたの事業所は、

・単価を自分で決められますか?
・販売先を自分で増やせますか?
・値上げ交渉できますか?

もし難しいと感じるなら、それが“現在地”です。
責めるためではありません。
設計し直すためのスタート地点です。


生産活動の悩み相談<内職中心の事業所向け>||行政書士事務所ライフ法務プランニング|宮城県大崎市
次回のブログはコチラ⇒<B型事業所の生産活動悩み相談>⑦生産活動の見直しのポイント

2026年02月16日 00:57

<就労B型事業所の生産活動シリーズ1(現場用語編)>

第12回|「ロス」とは?

こんにちは、行政書士の大場です。

工賃アップを考えるとき、
実は一番先に向き合うべきものがあります。

それが――

👉 **「ロス」**です。


■ ロスとは何か?

ロスとは、

本来なら利益になったはずのものが、途中で失われること。

つまり、

見えない赤字です。

帳簿にははっきり出ませんが、
確実に利益を削っています。


■ ロスはどこで生まれる?

① 材料ロス

・印刷ミス
・カットずれ
・破損や汚れ
・余った材料の廃棄

材料費は「現金」です。
捨てた瞬間、利益も一緒に消えます。


② 時間ロス

・指示待ち時間
・段取りの悪さ
・手戻り作業
・準備に時間がかかる工程

時間もコストです。
働いているのに生産が進んでいない状態は、利益を生んでいません。


③ 工程ロス

・無駄な工程が多い
・移動距離が長い
・二重チェックのやりすぎ
・属人化している

工程が整理されていないと、
同じ売上でも利益が残りません。


■ ロスは「粗利」を食べる

例えば:

売上10万円
原価5万円
→ 粗利5万円

でもロスで1万円消えていたら?

→ 粗利4万円

経費が4万円なら?

👉 利益はゼロ。

ロスは静かに利益を溶かします。


■ B型事業所で多いロス

現場でよく見るのは、

・単価が低すぎる「構造ロス」
・作業が細かすぎる「工程ロス」
・売れない商品を作る「販売ロス」

つまり、

頑張っているのに残らない。

これが一番苦しい状態です。


■ ロス削減は、今すぐできる工賃アップ策

工賃を上げる方法は、

① 単価を上げる
② 販売数を増やす
③ ロスを減らす

この中で、

③は今日から着手できます。

設備投資はいりません。
新規営業も不要です。

まずは「漏れている利益」を止めること。


■ 今日できるロスチェック

✔ ミスはどこで起きている?
✔ 指示待ちはないか?
✔ その工程、本当に必要?
✔ 売れていない商品を作っていないか?

2026年02月15日 02:11

<就労B型事業所の生産活動シリーズ1(現場用語編)>⑪「歩留まり」とは?

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こんにちは。今日は、生産活動やものづくりの現場でよく使われる言葉、
「歩留まり(ぶどまり)」について、超わかりやすく解説します。

難しく聞こえますが、意味はとてもシンプルです。


 

歩留まりとは?

ひとことで言うと、作ったうち、ちゃんと売れる(使える)ものの割合のことです。

例えば

100個作ったうち、

・90個は問題なく販売できた
・10個はミスや不良で使えなかった

この場合、 歩留まりは「90%」です。

なぜ歩留まりが大事なのか?

歩留まりが悪いとどうなるか。

材料費1万円で100個作ったのに、不良が20個出て80個しか売れなければ?

・売上が減る
・ 粗利が減る
・ 工賃に回せるお金も減る

つまり、歩留まりは“利益”に直結する数字です。

福祉事業所でも超重要

就労支援や印刷事業でも同じです。

・印刷ズレ
・カットミス
・データ不備

これらが増えると歩留まりが下がります。

すると、

✔ 材料ロス
✔ 作業時間ロス
✔ 職員負担増

と連鎖します。

歩留まりは、現場の安定度を示す重要な指標です。

歩留まりを上げる第一歩

大きな設備投資は不要です。

まずは、

✔ 何個作って
✔ 何個不良が出て
✔ どこでミスが起きているのか
を“見える化”すること。
感覚ではなく数字で見る。
これだけで現場は変わり始めます。


次回のブログはコチラ⇒

2026年02月15日 01:27

<就労B型事業所の生産活動シリーズ1(収益構造用語編)>⑩「販路」とは何か?

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こんにちは行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。

ここまで、

・価格
・原価
・在庫

と中身を整えてきました。
でも、どんなに良い商品でも・・・
売る場所を間違えれば、売れません。
今日は、「販路」とは何か?を分かりやすく解説します。

販路=「売る場所」ではない

販路とは、お客様に価値を届けるルートです。
単なる場所ではありません。

代表的な販路

① 委託販売

お店に置いてもらう。

✔ 集客はお店任せ
✔ 手数料がかかる
✔ ブランド力が上がることもある
② 直販(イベント・マルシェ)

✔ 利益率が高い
✔ お客様の声が直接聞ける
✔ 売れない日もある

③ EC(ネット販売)

✔ 全国に売れる
✔ 24時間営業
✔ 写真・説明文の力が重要

 同じ商品でも価格が変わる

ここが面白いところです。
マルシェで1,000円の商品が、セレクトショップでは1,800円で売れる。
なぜか?
「場所」が価値をつけるからです。
販路は価格を決めます。

 B型でよくある落とし穴

就労継続支援B型 の商品は、「とりあえずイベント出店」になりがちです。

でも考えてください。

✔ その場所にターゲットはいますか?
✔ 価格帯は合っていますか?
✔ 継続性はありますか?

販路は戦略です。

 販路は分散が基本

1つの販路に依存すると、

✔ 売上が不安定
✔ 条件変更で崩れる

理想は、安定販路+挑戦販路の組み合わせです。

次回のブログはコチラ⇒<生産活動の基本用語解説(現場編)>⑪「歩留まり」とは?

2026年02月14日 01:47

就労B型事業所の生産活動シリーズ1(収益構造用語編)⑨「在庫リスク」とは何か?

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。

前回は「販売価格は逆算で決める」という話でした。
前回のブログ⇒

今日は、自社製品を持つと必ず出てくるテーマです。
「在庫リスク」とは何か?
ちょっと怖い言葉です。
でも、正しく理解すれば怖さは半分になります。

在庫とは何か?

簡単に言うと、まだ売れていない商品です。
売れた瞬間に「売上」になりますが、売れるまでは「お金になっていない物体」です。
ここ、重要です。

 なぜリスクなのか?

在庫は、

✔ 保管スペースを使う
✔ 管理の手間がかかる
✔ 劣化する
✔ 流行が変わる
そして一番の問題は、現金が寝ていること。
材料費や時間を使って作ったのに、まだお金になっていない。
これが在庫リスクの本質です。

下請けとの違い

就労継続支援B型 の下請け作業は、基本的に
✔ 作ったら納品
✔ 在庫は持たない
だから、在庫リスクはほぼありません。
その代わり、価格決定権もありません。

自社製品の宿命

自社製品は、

✔ 単価を決められる
✔ 付加価値をつけられる

でも、
✔ 売れ残る可能性がある
ここがセットです。

在庫は悪なのか?

ここがポイント。

在庫は、悪ではありません。

むしろ、「未来の売上の種」です。

問題は、

✔ 作りすぎること
✔ 売れる根拠がないこと
✔ 回転率を見ていないこと

です。

回転率という考え方

在庫が月に何回入れ替わるか。
これを「回転率」といいます。
たとえば、
月10万円分の在庫を持ち、
月10万円売れているなら、
回転率は1回です。
理想は、在庫を必要最小限にして、速く回すこと。

 B型での考え方

給付費があるから、在庫が多少売れなくても事業は回ります。
でも、在庫が積み上がると、

✔ 材料費が膨らむ
✔ 作業時間が無駄になる
✔ 粗利が消える

結果、工賃は伸びません。

 在庫リスクと向き合う方法

✔ 少量生産から始める
✔ 受注生産を取り入れる
✔ テスト販売をする
✔ データを見る

感覚で作らない。
これが鉄則です。


次回のブログはコチラ⇒<生産活動の基本用語解説(収益構造編)>⑩「販路」とは何か?

2026年02月14日 01:33

就労B型事業所の生産活動シリーズ1(収益構造用語編)⑧「販売価格」はどう決める?

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。

前回は「単価は何で決まるのか?」でした。

前回のブログはコチラ⇒<生産活動の基本用語解説(収益構造編)>⑦「単価」とは何で決まるのか?
今回はさらに踏み込みます。
 

「販売価格」はどう決める?

ここを間違えると

✔ 忙しいのに儲からない
✔ 工賃が上がらない
✔ ずっと薄利多売

になります。

今日は、感覚ではなく逆算で決める方法をお伝えします。

 よくある決め方

「なんとなく1,000円かな」、「近くが800円だから900円で」
この決め方は、価格を受け入れている状態なので未来は設計できません。

正しい順番はこうです

販売価格は

① 目標工賃
② 必要粗利
③ 必要売上
④ 必要単価

この順番で決めます。

 具体例でいきましょう

利用者10人
1人あたり月2万円の工賃を目標→ 月20万円の工賃原資が必要。
粗利率50%の商品なら、必要売上は40万円。
ここまでOKですか?

では商品が月200個売れる場合

40万円 ÷ 200個 = 2,000円
つまり、最低販売価格は2,000円
これが「逆算」です。

ここで重要な問い

その商品、2,000円で売れる価値がありますか?

もし難しいなら、

✔ 付加価値を上げる
✔ 原価を下げる
✔ 作業時間を短縮する
✔ 販売数を増やす

どれかを変えなければいけません。

 B型だから安くする?本当に?

就労継続支援B型 の商品は、「福祉だから安い」になりがちです。
でも考えてください。
安い=優しいではありません。
安い=工賃が上がらないです。
価格は、利用者の価値といってもいいでしょう。


次回のブログはコチラ⇒

2026年02月14日 01:14

就労B型事業所の生産活動シリーズ1(収益構造用語編)⑦「単価」とは何で決まるのか?

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。

前回は「下請け」と「自社製品」の違いでした。

前回のブログはコチラ⇒<生産活動の基本用語解説(収益構造編)>⑥「下請け」と「自社製品」の違い,
今日は、その核心です。
 

「単価」とは何で決まるのか?

これを知らないと

✔ 安くしすぎる
✔ 値上げが怖い
✔ 工賃が上がらない

このループに入ります。

 単価は“気分”で決めるものではない

よくあるのが、「近くのお店がこのくらいだから…」、「高いと売れない気がして…」気持ちは分かります。
でも、単価は“感覚”で決めるものではありません。

単価を決める3つの要素

単価は、主にこの3つで決まります。

① 原価
② 付加価値
③ 市場

順番にいきましょう。

① 原価が土台
まずは原価、売値が原価を下回れば、売れば売るほど赤字です。
当たり前ですが、ここを曖昧にしている事業所は少なくありません。
原価を把握せずに単価は決められません。
② 付加価値が価格を押し上げる

同じマグカップでも、

✔ 無地 → 500円
✔ オリジナルデザイン → 1,500円

なぜ差が出るのか?
それは、“価値”が違うからです。
デザイン、ストーリー、地域性、限定性これらが付加価値です。
③ 市場が最終判断をする
いくら理想の価格をつけても、市場が受け入れなければ売れません。
逆に、需要が高ければ価格は上げられます。
単価は、「自分の都合」と「市場の評価」のバランスです。

B型でよくある誤解

就労継続支援B型 では、「福祉だから安く」という空気があります。
でも、ここははっきり言います。
安さは、価値ではありません。

安くすると

✔ 粗利が減る
✔ 工賃が下がる
✔ 忙しくなる

負のスパイラルです。

単価は“時間”でも決まる

1時間で1個作れる商品と10分で1個作れる商品。
同じ価格なら、後者のほうが圧倒的に有利です。
だから私は必ず聞きます。
✔ 1個あたり何分かかっていますか?
✔ 1時間あたりいくら生み出していますか?
ここが見えないと、単価は設計できません。

次回のブログはコチラ⇒<生産活動の基本用語解説(収益構造編)>⑧「販売価格」はどう決める?
2026年02月14日 00:49

就労B型事業所の生産活動シリーズ1(収益構造用語編)⑥「下請け」と「自社製品」の違い,

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こんにちは,行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。

ここまで
・粗利
・原価
・工程設計

と“中身”の話をしてきました。

今日は、構造の話です。

「下請け」と「自社製品」の違い,
これ、実は工賃を左右する最大の分かれ道です。

 まず、下請けとは?

下請けとは、仕事を「受ける」立場です。

✔ 単価は相手が決める
✔ 納期も相手が決める
✔ 内容も相手が決める

こちらは「やる」だけ

極端に言えば、価格決定権がありません。

 自社製品とは?

自社製品とは、価値を「つくる」立場です。

✔ 価格を自分で決められる
✔ コンセプトを設計できる
✔ 付加価値をつけられる

つまり、価格決定権があります。
ここが決定的に違います。

数字で比べてみましょう

● 下請け内職
単価:1個20円
1日500個作業 → 10,000円
● 自社商品
単価:500円
1日30個販売 → 15,000円
作業量は少なくても、生み出す価値は大きい。
これが構造の差です。

 なぜ下請けが多いのか?

就労継続支援B型 の現場では、

✔ 安定している
✔ 仕事が切れにくい
✔ 売れ残りがない
というメリットがあります。
だから選ばれやすいので間違いではありません。

でも、限界もある

下請けは、「量をこなす」ことでしか売上を増やせません。

でも、
✔ 利用者の作業時間は有限
✔ 職員のフォローも有限
つまり、上限があります。
これが「頑張っているのに工賃が上がらない」理由です。

 自社製品の怖さ

もちろん、
✔ 売れないリスク
✔ 在庫リスク
✔ 販路の問題
もあります。
簡単ではありません。
でも・・・
価格決定権があるということは、未来を設計できるということです。

 本質はここ

下請けは「作業モデル」、自社製品は「経営モデル」どちらが良い悪いではなく、どちらの構造を選ぶか
それが工賃の未来を決めます。

 ハイブリッドという選択

✔ 土台は安定的な下請け
✔ 上に利益率の高い自社製品

いきなり全部変えなくていいです。
でも、柱を一本立てることが重要です。


次回のブログはコチラ⇒<生産活動の基本用語解説(収益構造編)>⑦「単価」とは何で決まるのか?

2026年02月13日 13:17

行政書士事務所
ライフ法務
プランニング

所在地
〒989-6436宮城県大崎市
岩出山字二ノ構143番地
電話番号 0229-87-3434
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜・日曜

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