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<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>お金の流れ (報酬・工賃・賃金の違い)

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こんにちは、行政書士の大場です。

ここまで、

・A型・B型・就労移行支援の違い
・雇用する・しないの制度的な理由
・就労移行支援が「通過点」であること

を整理してきました。

今回は、多くの事業所が一番モヤっとしやすい「お金の話」です。

制度が分かりにくい理由は「お金」にあります

A型・B型・就労移行支援の違いが分かりにくい理由。
その正体は、かなりの確率で お金の仕組み です。

・どこから収入が入るのか
・誰に、何として支払うのか
・何を前提に運営が成り立っているのか

ここを整理すると、制度の違いが一気にクリアになります。

まず共通しているお金の流れ

A型・B型・就労移行支援に共通しているのは、
障害福祉サービスとしての「給付費」です。
国・自治体から、サービス提供に対して、報酬として支払われる
この給付費が、事業所運営の大きな土台になっています。

就労移行支援のお金の考え方

就労移行支援は、「就職するまでの支援」に対して給付費が出ます。
・生産活動で稼ぐこと
・利益を出すこと
は、制度上の目的ではありません。
あくまで、
・就職に向けた訓練
・就職活動の支援
・定着支援につながる準備

これに対して、給付費が支払われる仕組みです。

A型事業所のお金の流れ

A型事業所は、給付費 + 事業収入、この2本柱で成り立っています。

ポイントは、
・利用者さんは「労働者」
・賃金を支払う義務がある

という点です。

そのため、
・生産活動の売上
・事業としての収益性
が、非常に重要になります。
A型は、福祉と労働が重なっている制度と言えます。

B型事業所のお金の流れ

B型事業所も、給付費をベースに運営されています。
ただし、A型と大きく違う点があります。
・雇用契約を結ばない
・利用者さんには「工賃」を支払う
工賃は、
・賃金ではありません
・労働の対価ではありません

生産活動に参加したことへの分配という位置づけです。

よく起きるズレがこれです。

・売上を上げないと
・工賃を増やさないと
・生産性を上げないと

と、A型の考え方をそのまま当てはめてしまうこと。

すると、
・利用者さんの負担が増える
・職員が疲れる
・生産活動が苦しくなる

という状態になりがちです。

B型の生産活動は「稼ぐため」だけではない

B型における生産活動は、売上づくりだけが目的ではありません。

制度上の位置づけは、
・社会参加
・働く体験
・生活リズムの形成

その結果として、工賃が発生するという考え方です。

3つの制度をお金で並べると

ここで、あらためて整理してみます。

・就労移行支援
→ 給付費が中心(就職支援の対価)

・A型
→ 給付費 + 事業収入
→ 賃金を支払う義務あり

・B型
→ 給付費 + 生産活動収入
→ 工賃として分配

この違いを見ると、なぜ制度の役割が違うのかが、自然に見えてきます。

お金の流れは「正しさ」ではなく「前提」

ここで大事なのは、
・どれが儲かるか
・どれが正しいか
ではありません。
制度ごとに、成り立つ前提が違うということです。
その前提を無視すると、どんなに頑張っても苦しくなります。

次回のブログはコチラ⇒<学び③B型事業所の生産活動の悩み>生産活動で、なぜこんなに悩むのか
2026年01月31日 21:47

<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>就労移行支援は「通過点」

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こんにちは、行政書士の大場です。
前回は、A型とB型を分けているのは「気持ち」ではなく「制度の理由」だというお話をしました。
前回のブログはコチラ⇒<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>A型とB型を分けた“制度の理由”
今回はその続きとして、就労移行支援の立ち位置を整理します。

 

就労移行支援って、どんなイメージですか?

就労移行支援について聞くと、こんなイメージを持っている方が多いです。
・就職する人が行くところ
・なんとなく“ステップアップ用”
・B型やA型の次の段階
大きくは間違っていません。
でも、少しだけ足りない部分があります。

まず結論です

いきなり結論からいきます。
就労移行支援は、「居続ける場所」ではありません。

制度上、はっきりと「通過点」として設計されています。

なぜ「期限」があるのか

就労移行支援には、原則 利用期間2年 という期限があります。
この期限、意地悪でつけられているわけではありません。

制度としての考え方は、とてもシンプルです。
就職に向けて、集中的に準備する期間
それが、就労移行支援です。

就労移行支援の役割を一言で言うと

就労移行支援を、できるだけ分かりやすく言うと、こうなります。
就職するための準備室です。

・生活リズムを整える
・働く練習をする
・就職活動をする
・定着を見据えた準備をする
ゴールは、一般就労に就くこと
そのために、期限付きで用意された制度です。

B型・A型との決定的な違い

ここが重要なポイントです。

・B型
→ 働く方向に向かい続ける場所(期限なし)

・A型
→ 雇用されて働き続ける場所(期限なし)

・就労移行支援
→ 就職に向けて準備する場所(期限あり)

つまり、「続ける制度」ではなく「移る制度」それが、就労移行支援です。

うまくいかないときに起きがちなズレ

就労移行支援がうまくいかないとき、こんなズレが起きがちです。

・生活の場になってしまう
・「居心地のいい場所」になりすぎる
・就職が目的でなくなる

すると、「2年経ったけど、どうする?」という問題が、あとから一気に出てきます。

就労移行が合っている状態、合っていない状態

制度の前提から整理すると、こうなります。

就労移行支援が合っている状態
・一般就労を目指している
・生活リズムがある程度整っている
・就職活動に取り組める
合っていない可能性がある状態
・体調がまだ不安定
・働くこと自体に不安が強い
・まずは参加・継続が課題

この場合、B型やA型の方が合うこともあります。

就労移行支援は「上」ではない

ここも、よくある誤解です。
・就労移行に行けたら成功
・行けないとダメ

ではありません。

就労移行支援は、「今、その人に合っているかどうか」で考える制度です。

制度を知ると、選び直せる

制度の立ち位置を知っていると、
・無理に移行させなくていい
・戻る選択肢も持てる
・次を考える余裕が生まれる
ようになります。
制度は、一度選んだら終わりではありません。

次回のブログはコチラ⇒<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>お金の流れ (報酬・工賃・賃金の違い)
2026年01月31日 21:25

<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>A型とB型を分けた“制度の理由”

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こんにちは、行政書士の大場です。

前回は、A型・B型・就労移行支援の違いを、「役割」という視点から整理しました。

前回のブログはコチラ⇒<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>A型・B型・就労移行って、何がどう違うの?
今回はその中でも、一番誤解されやすく、現場が悩みやすいポイントに入ります。

「雇用しないって、冷たくないですか?」

A型とB型の話をしていると、こんな声を聞くことがあります。
・「雇用しないのは、かわいそう」
・「雇ってあげた方がいいんじゃない?」
・「B型って、なんとなく中途半端な感じがする」

でも、この考え方、制度の前提から見ると、少しズレています。

まず結論です

いきなり結論から言います。
雇用する・しないは、気持ちや優しさで決める話ではありません。
これは、制度と法律の話です。

雇用すると、何が起きるか

雇用契約を結ぶと、「働く」という行為の意味が大きく変わります。

雇用には、必ず次のものがセットでついてきます。

・労働時間
・業務命令
・労働義務
・労働法の適用

これは悪いことではありません。
でも、重たいのは事実です。

「働ける」と「雇用できる」は違う

ここが、A型とB型を分けた一番のポイントです。
・作業はできる
・参加はできる
・でも、毎日安定して働くのは難しい

こういう状態の方も、たくさんいます。

この段階で雇用してしまうと、
・体調が崩れる
・欠勤が増える
・本人も事業所も苦しくなる

というケースが起きやすくなります。

だから「非雇用型」が用意されている

B型事業所は、
・雇用契約を結ばない
・工賃という形で報酬を出す

という制度です。

これは働くことを軽くするための仕組みです。
・時間に縛られすぎない
・責任を背負いすぎない
・失敗しても戻ってこれる

そんな余白を残すために、非雇用型という形が用意されています。

雇用しない=何もしない、ではない

ここも、よくある誤解です。

B型は、
・働かなくていい場所ではありません。
・就労をあきらめた場所でもありません。

むしろ、働く方向に向かい続けるための制度です。

A型が向いている状態、B型が向いている状態

制度の前提で整理すると、こうなります。

●A型が向いている状態

・勤務時間を守れる
・業務を安定してこなせる
・雇用契約の負担を引き受けられる

●B型が向いている状態

・体調に波がある
・毎日は難しい
・まずは働く感覚を整えたい

どちらが上、という話ではありません。

「雇用したい」は、悪いことではない

誤解しないでほしいのですが、

・雇用したい
・ちゃんと働いてほしい

という気持ち自体は、決して悪いものではありません。

ただ、気持ちが先に来て、制度の前提を飛ばしてしまうと、現場が苦しくなります。

現場が苦しくなるときのサイン

こんな状態、ありませんか?
・無理に勤務時間を合わせている
・欠勤が続くと、空気が重くなる
・職員が板挟みになる
・「雇う・雇わない」で悩み続けている

これは、制度の前提が整理されていないサインです。

制度は、冷たくするためにあるのでは、ありません。

最後に、これだけ伝えたいです。

制度は、
・人を線で切るため
・冷たく振り分けるため
にあるのではありません。
人を守るために、あえて線を引いているそれが、A型とB型を分けた理由です。


次回のブログはコチラ⇒<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>就労移行支援は「通過点」

2026年01月31日 21:04

<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>A型・B型・就労移行って、何がどう違うの?

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こんにちは、行政書士の大場です。
今回からA型・B型・就労移行支援を「仕組み」と「お金」で整理していきます。




 

正直、この3つは分かりにくい

A型・B型・就労移行支援、どれも「就労支援」と呼ばれるので、

・名前は聞いたことがある
・なんとなく違うのは分かる
・でも、ちゃんと説明しろと言われると困る

という方が、とても多いです。

まず最初に、はっきりさせておきたいことがあります。
この3つは、比べる制度ではありません。

違いの前に「共通点」

A型・B型・就労移行支援には、大きな共通点があります。
それは、一般就労に向かう流れの中にある制度だということです。
ただし、立っている場所が違うだけです。

一番分かりやすい整理の仕方

この3つは、「できる・できない」ではなく、今、どの段階にいるかで考えると、ぐっと分かりやすくなります。

就労移行支援の役割

就労移行支援は、
・一般就労を目指すことが前提
・利用期間は原則2年
・就職に向けた訓練・準備が中心

という制度です。

言い換えると、就職するための準備期間です。

だから、
・期限がある
・就職をゴールにしている

という特徴があります。

A型事業所の役割

A型は、
・雇用契約を結ぶ
・賃金が発生する
・労働者として働く

という点が特徴です。

ただし、一般企業と同じ条件ではありません。
福祉的な配慮を受けながら、働くことを続ける場所、それが、A型事業所です。

B型事業所の役割

B型は、
・雇用契約を結ばない
・工賃という形で報酬が出る
・働くペースを柔軟に調整できる

という制度です。

ここで大事なのは、「働く方向に向かい続ける場所」ということです。

B型は、
・働くことを急がせず
・でも、社会とのつながりは切らさない
ための制度です。

3つを並べて整理すると

とてもシンプルにまとめると、こうなります。

・就労移行支援
就職するための準備期間
・A型
雇用されて働く場所

・B型

働く方向に向かい続ける場所
どれが上・下ではなく、役割が違うだけです。

「A型にした方がいい?」と聞かれたら

この質問、とても多いです。

でも、答えは一つではありません。

・利用者さんの状態
・事業所の体制
・生産活動の内容

によって、今、合っている制度が違うだけです。

制度を知ると、比べなくなる

この3つの違いを制度として理解できると、
・他事業所と比べなくなる
・流行りに振り回されなくなる
・「うちはこれでいい」と言える
ようになります。
それが、運営の一番のポイントです。

次回のブログはコチラ⇒<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>A型とB型を分けた“制度の理由”
2026年01月31日 20:36

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