第4回「社会性があれば大丈夫」という誤解<就労継続支援B型新規開設 融資×福祉編>
こんにちは。行政書士の大場です。
福祉事業の融資の話をしていると、 よく聞く言葉があります。
「福祉の仕事なんだから、社会性はあるし大丈夫ですよね?」気持ちは、とてもよく分かります。
福祉の仕事は、人の役に立つ仕事ですし、 必要とされている分野でもあります。
でも、融資の場面では、 この考え方が思わぬズレを生むことがあります。
社会性があることは、もちろん大事
まず前提として、 社会性があること自体は、とても大切です。
・誰のための事業なのか・どんな困りごとを解決するのか
これは、福祉事業の土台になります。
ただ、ここで一つだけ、 整理しておきたいことがあります。
融資は「応援」ではない
日本政策金融公庫の融資は、 「いいことをしているから応援する」 という仕組みではありません。
・事業として続けられるか・お金の流れに無理がないか
・借りたお金を返せそうか
ここを、きちんと見ています。
社会性があるかどうかと、 返せるかどうかは、別の話なんですね。
よくあるすれ違い
実際の相談では、 こんなすれ違いが起きがちです。事業者側は、 「こんなに良いことをする事業です」 と一生懸命説明します。
一方で、融資の側は、 「それは分かりました。 では、どうやって続けるのですか?」 と考えています。
どちらが間違っているわけでもありません。
見ているポイントが違うだけです。
社会性+続けられる仕組み
福祉事業の融資で大切なのは、
・社会性があること・そして、続けられる仕組みがあること
この2つが、 ちゃんとセットになっていることです。
想いだけでもダメですし、 数字だけでもダメです。
説明を変えるだけで伝わりやすくなる
ここで必要なのは、 考え方を変えることではありません。
説明の順番を変えるだけです。
・どんな事業か・どうやって回していくのか
・その結果、社会にどう役立つのか
この順番で話すだけで、 伝わり方は大きく変わります。
次回のブログはコチラ⇒第5回 日本政策金融公庫は、そもそも何を見ているのか<就労継続支援B型新規開設 融資×福祉編>