第6回 B型における「できる・できない」の線引き<就労継続支援B型の生産活動:考え方・全体像編>
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型の生産活動について考えていると、現場で必ずぶつかるテーマがあります。
それが、利用者さんに「どこまでやってもらうのか」、「できる・できないをどう判断するのか」という問題です。
この線引きを間違えると、生産活動は一気に苦しくなります。
「もう少し頑張ってもらおう」が積み重なると
現場では、こんな判断が重なりがちです。
こうした判断が続くと、いつの間にか「できる人」を基準にした運営になっていきます。
無理をすると、まず支援が壊れます
無理を前提にした生産活動では、
結果として、
「行きたくなくなる」、「自分は向いていないと思う」という状態が生まれやすくなります。
工賃も、あとから必ず崩れます
一時的に無理をすれば、生産量は増えるかもしれません。
ですが、
「工賃も下がる生産活動自体が続かない」という状況に陥りがちです。
「できる・できない」は日によって変わる
B型事業所では、できる/できないは固定されたものではありません。
体調、気分、環境によって、できることは日々変わります。
だからこそ、
という調整が必要になります。
線を引くべきなのは「人」ではありません
ここが一番大事なポイントです。
<線を引いてしまいがちなもの>
・できない人
・遅い人
・支援のない工程
・逃げ場のない役割
B型の生産活動では、人ではなく、設計を見直すことが重要です。
無理をしない設計が、工賃も支援も守る
無理のない設計には、
という特徴があります。
この余地があるからこそ、支援も生産活動も長く続き、工賃も結果として守られます。
次回のブログはコチラ⇒第7回 プリントショップ型生産活動という発想が生まれた背景<就労継続支援B型の生産活動:考え方・全体像編>