第2回「工賃を出すための作業」という誤解が生まれる理由<就労継続支援B型の生産活動:考え方・全体像編>
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型事業所の相談を受けていると、とても多く聞く言葉があります。
「生産活動って、工賃を出すための作業ですよね?」一見すると、もっともらしく聞こえるこの考え方。
ですが実はここに、B型事業所の生産活動がうまくいかなくなる原因が隠れています。
なぜ「工賃のための作業」だと思われてしまうのか
この誤解が生まれる理由は、主に3つあります。
①「工賃」という言葉が先に立ってしまうから
制度の説明や書類では、どうしても「工賃」「平均工賃月額」という言葉が目立ちます。
その結果、
という短絡的な理解につながりやすくなります。
② 作業内容だけが切り取られて伝わるから
軽作業、内職、袋詰め、シール貼り。
こうした「作業名」だけを見ると、とにかく何かやらせて、その結果として工賃を払う場所というイメージが先行してしまいます。
ですが、本来大切なのは何をやるかより、どう関わるかです。
③ 一般就労との比較で考えてしまうから
「仕事=成果を出すもの」、「成果=売上」、「売上=給料(工賃)」この一般企業の考え方を、そのままB型に当てはめてしまうと、どうしても生産活動=稼ぐための仕事という理解になってしまいます。
でも、B型の生産活動は「会社の仕事」ではありません
ここが、とても大事なポイントです。
B型事業所の生産活動は、
工賃は「目的」ではなく「結果」
という問題が起きやすくなります。
次回のブログはコチラ⇒第3回 軽作業だけが生産活動ではないという話<就労継続支援B型の生産活動:考え方・全体像編>