第3回<新規開設者向けブログ講座:収支と制度編>報酬単価って決められているの?
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型の収支を考えるとき、多くの方がこんなふうに感じているように思います。
「報酬単価って、もう決まっているんですよね?」「制度で決められているなら、こちらではどうにもならないですよね?」
この感覚、実はとても自然です。
私自身、最初に制度を見たときは「これはもう固定された数字なんだろうな」と思っていました。
私自身、最初に制度を見たときは「これはもう固定された数字なんだろうな」と思っていました。
でも、実際に中身を見ていくと、報酬単価は“完全に決められているもの”ではないということが分かってきます。
同じB型でも、単価が違う理由
同じ「就労継続支援B型」でも、
・事業所によって
・月の給付費が
・けっこう違う
・月の給付費が
・けっこう違う
ということがあります。
これは、どこかがズルをしているわけでも、計算を間違えているわけでもありません。
理由はシンプルで、どの報酬体系を選び、どう運営しているかで数字が変わってくるからです。
「平均工賃型」と「参加型」の違い
就労継続支援B型の基本報酬には、大きく分けて、
・平均工賃月額で評価されるタイプ
・利用者の参加状況等で評価されるタイプ
・利用者の参加状況等で評価されるタイプ
があります。この時点で、すでに「選択」が発生しています。
どちらが良い・悪いではなく
・今の利用者層
・生産活動の内容
・職員体制
・生産活動の内容
・職員体制
これらに合っていない報酬体系を選ぶと、最初から苦しい運営になりやすい、
という点が大事です。
という点が大事です。
人員配置でも単価は変わる
もう一つ見落とされがちなのが、人員配置による違いです。
同じB型でも
・6:1
・7.5:1
・10:1
・7.5:1
・10:1
といった配置の違いで、基本報酬の単価は変わります。
「基準を満たしていればいい」で止まってしまうと、
・単価は低い
・でも人件費は高い
・でも人件費は高い
という、少し苦しい形になることもあります。
地域単価は「どうにもならない」けれど
地域単価については、正直、事業者側ではどうにもなりません。
仙台市・宮城県であれば、あらかじめ決まった単価が適用されます。
ただし
・地域単価は変えられない
・でも「単位数」は選択と設計で変わる
・でも「単位数」は選択と設計で変わる
という点は、意外と知られていないように感じます。
単価は「制度 × 運営」で決まる
ここまでをまとめると、就労継続支援B型の報酬単価は、
・制度で決められている部分
・運営の仕方で変わる部分
この2つが組み合わさって決まっています。
「単価は決まっているから仕方ない」で終わらせてしまうのは、少しもったいないかもしれません。
収支の話は、制度理解がないとズレやすい
収支がうまくいかない事業所を見ていると
「努力不足」というより
「努力不足」というより
・制度の前提を誤解している
・選択肢があることを知らない
・選択肢があることを知らない
というケースのほうが多い印象です。
報酬単価は、魔法のように上がるものではありません。
でも、理解せずに受け身で決まるものでもないということは、ぜひ知っておいてほしいポイントです。
次回のブログはコチラ⇒第4回<新規開設者向けブログ講座:収支と制度編>加算はいつから、どう考えるべきか
2026年01月02日 22:32