第2回<新規開設者向けブログ講座:収支と制度編>黒字か赤字かより先に見る数字
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型について調べたり、開設を考え始めた方とお話ししていると、多くの方が、同じところで立ち止まっているなと感じることがあります。
それが、「この事業って、黒字になるのかどうか」という点です。
制度の説明や人員基準よりも先に、まず頭の中に浮かぶのがこの疑問、という方も少なくありません。
事業として考えれば、黒字か赤字かが気になるのは、とても自然なことだと思います。
ただ、就労継続支援B型の場合、いきなり「黒字か赤字か」だけを見るのは、少し順番が早いと感じることが多いのも事実です。
黒字でも「苦しい事業所」、赤字でも「落ち着いている事業所」
実際の現場を見ていると、こんなケースがあります。
・数字上は黒字
・でも、現場は常にギリギリ
・管理者が毎月不安を抱えている
・職員に余裕がない
・でも、現場は常にギリギリ
・管理者が毎月不安を抱えている
・職員に余裕がない
一方で、
・開設当初は赤字
・でも、運営自体は比較的落ち着いている
・「今は仕込みの時期」と割り切れている
・でも、運営自体は比較的落ち着いている
・「今は仕込みの時期」と割り切れている
という事業所もあります。
この違いは、黒字か赤字かの問題ではないことが多いと感じています。
まず最初に見るべき数字①「稼働率」
最初に見るべきなのは、稼働率です。
たとえば定員20名の事業所であれば
・実際に何人が
・どれくらいの頻度で
・通っているのか
・どれくらいの頻度で
・通っているのか
ここが安定していない状態で、収支の話をしても、なかなか現実的な話にはなりません。
稼働率が低いと、
・給付費は伸びない
・生産活動も安定しない
・人員配置とのバランスも崩れる
・生産活動も安定しない
・人員配置とのバランスも崩れる
という状態になりやすいです。
まずは、「今、どれくらい埋まっているのか」この数字を、冷静に見ることが大切です。
次に見るべき数字②「人員配置と現場の実態」
次に見るべきなのは、人員配置と、実際の現場の動きです。
よくあるのが、
・基準上は足りている
・でも実際はギリギリ
・誰かが休むと一気に回らなくなる
・でも実際はギリギリ
・誰かが休むと一気に回らなくなる
という状態です。
これは、黒字か赤字か以前に、長く続きにくい運営になりやすいサインです。
「今の配置で、半年後も同じように回っているか?」この目線で見てみると、見え方が変わってくることがあります。
見落とされがちな③「現場の余白」
数字には表れにくいですが、とても大事なのが現場の余白です。
・職員が相談できる時間があるか
・記録が後回しになっていないか
・トラブルが起きた時に対応できる余力があるか
・記録が後回しになっていないか
・トラブルが起きた時に対応できる余力があるか
ここが完全に埋まっている状態での黒字は、正直、あまり安心できません。
むしろ、「今は利益は大きくないけれど、余白はある」という事業所のほうが、あとから安定してくるケースも多い印象です。
黒字は「結果」であって「最初の目標」ではない
就労継続支援B型において、黒字はとても大事です。
ただ
・稼働率
・人員配置
・現場の余白
・人員配置
・現場の余白
こうした土台を見ずに、黒字だけを追いかけてしまうと、後から一気に苦しくなることがあります。
まずは、「今の運営は、ちゃんと回っているか?」そこを確認したうえで、黒字を目指す。
この順番が、結果的に一番遠回りに見えて、近道になることが多いと感じています。
次回のブログはコチラ⇒第3回<新規開設者向けブログ講座:収支と制度編>報酬単価って決められているの?
2026年01月02日 20:30