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第5回<新規開設者向けブログ講座:生産活動設計編>工賃が上がらない理由

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こんにちは、行政書士の大場です。

就労継続支援B型のご相談の際に生産活動の話になったとき、かなりの確率で出てくるのがこの言葉です。

「工賃がなかなか上がらなくて……」、「もっと頑張らないといけないですよね」この言葉を聞くたびに、胸がざわっとします。
 

工賃が低い=誰かが頑張っていない?

工賃が低いと、
・利用者さんの作業スピードが遅いから?
・集中力が続かないから?
・職員の声かけが足りないから?

そんなふうに考えてしまいがちです。

でも、実際に現場の話を聞くと、
・利用者さんは真面目に作業している
・職員さんも一生懸命サポートしている
・手を抜いている様子はまったくない

というケースがほとんどです。

「誰もサボっていない」のに、工賃だけが上がらない。

この状況、意外と多いです。

問題は「頑張り」ではなく「構造」

工賃が上がらない原因は、努力不足ではないことがほとんどです。

多いのは、こんなケースです。
・単価がそもそも低い
・工程が多すぎる
・チェックや修正が頻発する
・一部の人にしかできない作業がある

どれだけ一生懸命やっても、工賃が上がらない設計になっている。

これ、現場ではなかなか気づきにくいんです。

「もっと頑張ろう」は長く続かない

「もう少し頑張れば…」、「慣れれば上がるはず…」こうして頑張り続けることで、一時的に回ることもあります。

でも時間が経つと、
・利用者さんが疲れてくる
・職員さんも消耗してくる
・ミスやトラブルが増える

という流れになりやすいです。

気合と根性で支える生産活動は、どこかで無理が出ます。

工賃は「結果」であって「命令」ではない

工賃は、「上げようと思えば上げられるもの」ではありません。
・どんな仕事か
・どんな流れで作業しているか
・どこで時間がかかっているか

こうした積み重ねの結果として決まります。

だから、「工賃を上げよう!」と号令をかけても、現場はあまり変わりません。
変えるべきなのは、頑張り方ではなく、仕事の組み立て方です。

工賃が少しずつ上がっている事業所の共通点

工賃が急に跳ね上がる事業所は少ないですが、少しずつ上がっている事業所には共通点があります。

それは

・1時間あたり、いくら生まれているかを見る
・作業が止まる場所を把握している
・「人の問題」にしない

という点です。

「できない理由探し」ではなく、「詰まっている場所探し」をしています。
 

多くの場合、
・仕事の選び方
・作業の設計
・流れの作り方

です。
次回のブログ(第6回)は具体的な内容をくわしく整理していきます。

次回のブログはコチラ⇒第6回<新規開設者向けブログ講座:生産活動設計編>生産活動に向いている仕事・向いていない仕事

2025年12月31日 01:46

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