第4回<新規開設者向けブログ講座:生産活動設計編>「支援ができる」と「仕事が回る」は別の話
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型の現場でお話を聞いていると、ときどきこんな場面に出会います。
支援はすごく丁寧、利用者さんとの関係も良好、雰囲気も悪くないでもなぜか?
「生産活動が続かない」、「仕事が安定しない」、「工賃がなかなか上がらない」今日は、この理由についてのお話です。
支援はすごく丁寧、利用者さんとの関係も良好、雰囲気も悪くないでもなぜか?
「生産活動が続かない」、「仕事が安定しない」、「工賃がなかなか上がらない」今日は、この理由についてのお話です。
「支援ができる=仕事も回る」ではない
まず大前提として、支援ができること自体は、本当にすごいことです。
これは簡単なことではありません。
これは簡単なことではありません。
ただ、ここで一度切り分けて考えてみてほしいのが、
・支援ができる
・仕事が回る
この2つは、別のスキルだということです。
支援の現場でよく見る光景
例えばこんな場面です。
・利用者さんのペースを尊重する
・無理をさせない
・できない日は休んでいい
支援としては、とても自然ですし正しいです。
でも仕事の側から見ると
・今日何個できるのか分からない
・いつ終わるのか読めない
・納期が組めない
という状態になります。
どちらが悪い、ではありません。
考えている軸が違うだけです。
考えている軸が違うだけです。
仕事には「約束」がついてくる
仕事には、どうしてもこういうものがついてきます。
・数量
・品質
・納期
これは福祉だから免除される、というものではありません。
異業種出身の方は、この「約束がある前提」で仕事を見ています。
一方、福祉畑出身の方は、まず「人」を見てから考えることが多いです。
支援目線だけだと起きやすいこと
支援を最優先に考えると、生産活動ではこんなことが起きがちです。
・仕事を断れない
・作業工程が増えすぎる
・職員が間に入って全部調整する
結果として、利用者さんは疲れていないでも職員が疲れているという状態になります。
仕事が回る事業所は何が違うのか
仕事が回っている事業所を見ていると、共通点があります。
・作業を細かく分けている
・人に合わせる前に「工程」を作っている
・できる範囲を最初に決めている
「人に合わせる」のではなく、仕事の形を先に整えている感じです。
支援と仕事は、どちらか一方では成り立たない
ここが一番伝えたいところです。
・支援だけでもダメ
・仕事だけでもダメ
B型の生産活動は、この2つのバランスの上に成り立っています。
どちらかに寄りすぎると、必ずどこかで無理が出ます。
「支援ができる」と「仕事が回る」は、別の話です。
どちらが上、どちらが正しい、ではありません。
ただ、
・支援の視点
・仕事の視点
この2つを意識的に切り分けて考えるだけで、生産活動はぐっと楽になります。
次回のブログはコチラ⇒第5回<新規開設者向けブログ講座:生産活動設計編>工賃が上がらない理由
2025年12月31日 01:16