第1回<新規開設者向けブログ講座:生産活動設計編>生産活動は「仕事を探す」ことではない
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型の新規開設や運営のご相談を受けていると、生産活動について、かなり高い確率でこんな話になります。
「生産活動、何をやればいいですかね?」「いい仕事、どこかに落ちていませんか?」など
私もサポートを始めた当初は「仕事を探すもの」だと思っていました。
私もサポートを始めた当初は「仕事を探すもの」だと思っていました。
でも、実際にいろいろな事業所を見てきて、だんだんと違和感を覚えるようになりました。
生産活動=仕事探し、になっていませんか?
生産活動の話になると、
・何をやるか
・どこから仕事をもらうか
・単価はいくらか
こうした話が先に出てくることが多いです。
もちろん、仕事の内容は大事です。
ただ、それだけを先に考えてしまうと、あとでだいたい同じ壁にぶつかります。
・人が来ない
・続かない
・欠席が出ると回らない
・思ったほど工賃が出ない
「仕事はあるのに、うまくいかない」という状態です。
仕事が先、人が後、になるとズレ始める
多くのうまくいかないケースでは、仕事が先にあって、人をそこに当てはめようとしています。
でもB型は、一般の会社とは前提が違います。
・体調に波がある
・毎日来られるとは限らない
・作業スピードもバラバラ
ここを無視して「この仕事をやるから、この作業をお願いします」という形にすると、どうしても無理が出ます。
結果として、
・支援が苦しくなる
・現場が疲れる
・生産活動が止まる
という流れになりがちです。
生産活動は「設計」の話
私が感じているのは、生産活動は「仕事を探す話」ではなく、どう設計するかの話しだということです。
例えば、
・どんな関わり方なら参加できるか
・欠席が出ても止まらないか
・初心者でも一部を担えるか
・人が入れ替わっても続くか
こうしたことを先に考えたうえで、その形に合う仕事を選ぶ。
この順番が逆になると、あとから調整がどんどん苦しくなります。
異業種の方が強いと言われる理由もここにある
ここでよく言われるのが、「異業種から参入したB型はうまくいきやすい」という話です。
これは能力の差ではありません。
もともと仕事を持っている人は、
・業務を分解する
・一部だけ切り出す
・無理のない形に組み替える
という発想が自然にできます。
一方で、「まず何か仕事を探そう」とすると、設計よりも内容に目が行きやすくなります。
この違いが、あとで大きく効いてきます。
次回のブログはコチラ⇒第2回<新規開設者向けブログ講座:生産活動設計編>なぜ異業種出身のB型は立ち上がりが早いのか
2025年12月30日 23:37