第7回<新規開設者向けブログ講座:指定後の運営編>加算はいつから、どう考えるべきか
こんにちは、行政書士の大場です。
指定後しばらくすると、かなり高い確率で出てくる話があります。
それが、「加算、いつから取ったほうがいいですか?」という質問です。
しかも、だいたい次に続くのがこれ・・・「最初から全部取らないと、もったいないですよね?」
加算=すぐ取らなきゃ損、ではありません
最初から全部の加算を取れている事業所は、ほぼありません。
というか、無理に取ろうとして失敗しているケースの方が多いです。
・記録が追いつかない
・要件を勘違いしていた
・体制が整っていなかった
結果、あとで「返戻」「過誤」「指摘」この流れになると、精神的にもかなりきついです。
加算は「ボーナス」ではなく「結果」
ここ、すごく大事です。
加算って、「頑張ってるからもらえるご褒美」ではありません。
制度的には、「この体制・この支援ができていますよね」→「じゃあ、その分評価します」というものです。
つまり、体制が先→ 加算はあとこの順番です。
開設直後は「取らない選択」も正解
開設したばかりの頃は、
・職員体制が安定していない
・記録もまだ手探り
・利用者さんの状況も把握途中
この状態で、「加算も全部やろう!」となると、だいたい現場が回らなくなります。
なので、最初は“取らない”という判断も、立派な戦略です。
まず考えるべき加算の順番
指定後すぐに考えるなら
・無理なく要件を満たせるもの
・記録が比較的シンプルなもの
このあたりからで十分です。
逆に、
・人員要件が厳しい
・実績が必要
・記録量が一気に増える
こういった加算は、少し落ち着いてからで大丈夫です。
「取れる加算」と「取っていい加算」は違う
これ、意外と落とし穴です。
制度上は「取れる」けれど、現場的には「まだ取らないほうがいい」という加算もあります。
要件をギリギリ満たしているだけだと、
・休みが出た
・職員が辞めた
・利用者状況が変わった
これだけで、一気にアウトになることもあります。
加算は“増やすもの”であって“守るもの”
加算は、
・事業が安定してきた
・記録も回るようになった
・職員も慣れてきた
このタイミングで、少しずつ増やしていくものです。
最初からフル装備にしなくても、事業はちゃんと進みます。
次回のブログはコチラ⇒第8回<新規開設者向けブログ講座:指定後の運営編>行政との関係は指定後が大事になる
2025年12月30日 18:56