第3回<新規開設者向けブログ講座:指定後の運営編>開所初月に必ずやっておきたい実務チェック
こんにちは、行政書士の大場です。
開所して、少し時間が経つと、だいたいこんな感覚になります。
「毎日はなんとか回っている」、「でも、何が正解なのかは分からない」、「気づいたら1か月経っていた」これ、ほとんどの事業所さんが通る道です。今回は、開所初月のうちに“必ず一度は確認しておいてほしい実務”についてお話しします。
国保連まわり、きちんと動いていますか?
まず大前提ですが、国保連への請求ができなければ、売上は立ちません。
開所初月は
・利用実績の集計
・サービス提供実績記録票
・請求データの作成
など、慣れない作業が一気に出てきます。
ここでよくあるのが、「とりあえず入力したけど、合ってるか分からない」、「締切ギリギリで毎回バタバタ」という状態になります。しかし、最初の1か月目は、どこでつまずいたか、何に時間がかかったか!それを把握できるだけでも、大きな収穫になります。
利用者ごとの「利用状況」を一度まとめてみる
開所初月が終わったら、ぜひ一度やってほしいのがこれです。
・誰が、何日来ているか
・どの時間帯が安定しているか
・休みが多い人はいないか
頭の中の感覚ではなく、紙や表にして見てみる。
すると、「思ってたより来れてないな」、「この曜日、少ないな」と、意外なことが見えてきます。
これはダメ出しのためではなく、次の調整材料を集めるためです。
人員配置、実態とズレていませんか?
書類上は基準を満たしていても、実際の動きとズレていることはよくあります。
例えば、
・記録に時間を取られすぎている
・生産活動に十分関われていない
・支援が特定の職員に偏っている
などです。
開所初月は、「基準を満たしているか」だけでなく、「現場が回っているか」という視点で見てみてください。
生産活動は「評価」ではなく「振り返り」
この時期に、生産活動の良し悪しを評価する必要はありません。
それよりも大切なのは、
・どこで止まったか
・どこがやりにくそうだったか
・利用者さんの反応はどうだったか
を振り返ることです。
うまくいかなかった作業は、「失敗」ではなく「今は合っていなかった」というだけの話です。
書類は一度「全部並べて」みる
開所初月が終わったら、
・運営規程
・個別支援計画
・記録類
・マニュアル
などを、一度まとめて見てみてください。
すると、「あれ、これ使ってないな」、「ここ、現場と違うな」というズレが必ず出てきます。
このズレに気づけるのが、開所初月の一番の成果だったりします。
次回のブログはコチラ⇒第4回<新規開設者向けブログ講座:指定後の運営編>個別支援計画は「作ること」が目的ではない
2025年12月30日 00:41