<新規向け>ガイドラインの考察①「B型って儲かるんでしょ?」が通用しなくなった理由
こんにちは、行政書士の大場です。
「就労継続支援B型って、今アツいらしいですね」「あまり難しい知識がなくてもできるって聞きました」「高収益モデルがあるとか…」
ここ数年、B型事業所の相談を受けていると、こんな言葉を聞く機会が増えました。
ですが・・・その空気に、国がはっきりブレーキをかけました。
令和7年11月28日、何が起きたのか
令和7年10月20日開催の社会保障審議会障害者部会 第151回で示された内容を踏まえ、同年 11月28日、厚生労働省から次の通知が出されました。
「指定就労継続支援事業所の新規指定及び運営状況の把握・指導のためのガイドライン」
少し長いですが、要するにこれは、
・ 「これからB型を作ろうとしている人、ちゃんと中身を見ますよ」
・「もうやっている事業所も、しっかり確認しますよ」という公式宣言です。
なぜ、こんなガイドラインが出たのか
理由はシンプルです。
こうした事業所が、実際に増えてしまったからです。
「書類がそろえばOK」は、もう昔の話
以前は、
で、比較的スムーズに指定されるケースもありました。
しかし今回のガイドラインでは、行政の見方がはっきり変わっています。
見るのは、
つまり、「ちゃんと考えて始めているか」、「あとから困らない計画か」です。
「高収益」「簡単」は、だいたい危険ワード
ガイドラインの中では、
「特段の知識がなくてもできる」「高収益が実現できる」といった言い方で事業所開設を勧める行為についても、しっかり注意が書かれています。
B型は、
という、とても責任の重い事業です。
「儲かりそうだから」、「参入しやすそうだから」この理由だけで始めると、あとで一番つらくなるのは事業者自身です。
指定を取っても、すぐ見に来ます
今回のガイドラインでは、新規指定から概ね6か月後に、運営状況を確認する
つまり、
・指定がゴール
・開所したら一安心
ではありません。
これからB型を始めたい方へ
これから新規指定を目指すなら、最低限、次のことは自分の言葉で説明できる必要があります。
・なぜB型なのか
・どんな生産活動をするのか
・それは就労支援として意味があるのか
・工賃は、何のお金から払うのか
「書類は専門家に任せます」それ自体は問題ありません。
でも、中身を理解していない状態での申請は、これからはかなり厳しいというのが、今回のガイドラインから読み取れる現実です。
次回のブログはコチラ⇒<新規向け>ガイドラインの考察②新規指定までの流れ、実はこんな順番です。