<B型事業所の生産活動悩み相談>②下請け・内職中心の構造から脱却(主導権を取り戻す)
こんにちは。行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。
前回は、忙しいのに、なぜか豊かにならない」この正体が“構造”にある、という話をしました。
前回のブログはコチラ⇒<生産活動悩み相談>①「忙しいのに、なぜか豊かにならない」
今回はいよいよ本題。
「脱・内職」って、どういうこと?
いきなりですが・・・
脱却とは、
内職をやめることではありません。
本当の意味は、主導権を取り戻すこと、ここが本質です。
内職構造の正体
下請け・内職中心の構造は、こうなっています。
・価格 → 相手が決める
・仕事量 → 相手が決める
・納期 → 相手が決める
・仕様 → 相手が決める
つまり、ほぼ全部、相手が決める。
これでは、どれだけ努力しても“経営”ではなく“受託作業”です。
例えるなら、ずっと時給制の世界にいる状態です。
頑張っても「効率が良い人」になるだけで、「利益が出る人」にはなれません。
頑張っても「効率が良い人」になるだけで、「利益が出る人」にはなれません。
脱却の第一歩は「視点の変更」
脱却とは、「作業」から「価値」へ視点を変えること。
たとえば、今やっている袋詰め作業。
それ自体は単価が低い。
でも、
・パッケージを変えたら?
・セット商品にしたら?
・地域ブランドと組んだら?
・名入れサービスをつけたら?
作業は同じでも、価値は変えられる。
ここにヒントがあります。
ここにヒントがあります。
3つの“脱却スイッチ”
① 価格決定権を取り戻す
自分たちで価格を決められる商品・サービスを持つ。
これがない限り、工賃は本気では上がりません。
② 「工程」ではなく「完成品」を持つ
今は工程の一部かもしれません。
でも、完成品を持てば、利益の取り分は変わります。
一気に全部やらなくていい、一部でもいい。
“自分たちの商品”を持つ、これが大きな分岐点。
③ 利用者さんの強みを軸に考える
内職中心だと、「この作業できる人?」という発想になります。
でも脱却は逆、「この人の強みは何?」から考える。
得意を軸に商品を設計する。
これが本来の福祉的発想でもあります。
でも正直、怖いですよね
「そんなの、うちにできるの?」これ、みんな言います。
いきなりフルモデルチェンジしません。
脱却とは、
全部壊して作り直すことではない。
少しずつ“比率を変える”ことです。
例えば:
・内職80% → 70%へ
・自主活動20% → 30%へ
この積み重ねで、構造は変わります。
エンジニア的に言うと
私はエンジニア出身の行政書士です。
工程改善は、一気に変えません。
ボトルネックを見つけ、少しずつ流れを良くします。
B型の生産活動も同じ。
まずは、
・どこが利益を止めているか?
・どこに主導権がないか?
・どこに可能性があるか?
これを冷静に見る。
感情ではなく、構造で見ます。
次回のブログはコチラ⇒<生産活動悩み相談>③工賃を本気で引き上げるための3つの視点
生産活動の悩み相談<内職中心の事業所向け>
2026年02月12日 23:04