<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>A型とB型を分けた“制度の理由”
こんにちは、行政書士の大場です。
前回は、A型・B型・就労移行支援の違いを、「役割」という視点から整理しました。
前回のブログはコチラ⇒<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>A型・B型・就労移行って、何がどう違うの?
今回はその中でも、一番誤解されやすく、現場が悩みやすいポイントに入ります。
「雇用しないって、冷たくないですか?」
でも、この考え方、制度の前提から見ると、少しズレています。
まず結論です
雇用する・しないは、気持ちや優しさで決める話ではありません。
雇用すると、何が起きるか
雇用契約を結ぶと、「働く」という行為の意味が大きく変わります。
雇用には、必ず次のものがセットでついてきます。
これは悪いことではありません。
でも、重たいのは事実です。
「働ける」と「雇用できる」は違う
こういう状態の方も、たくさんいます。
というケースが起きやすくなります。
だから「非雇用型」が用意されている
という制度です。
そんな余白を残すために、非雇用型という形が用意されています。
雇用しない=何もしない、ではない
ここも、よくある誤解です。
むしろ、働く方向に向かい続けるための制度です。
A型が向いている状態、B型が向いている状態
制度の前提で整理すると、こうなります。
・勤務時間を守れる
・業務を安定してこなせる
・雇用契約の負担を引き受けられる
・体調に波がある
・毎日は難しい
・まずは働く感覚を整えたい
どちらが上、という話ではありません。
「雇用したい」は、悪いことではない
誤解しないでほしいのですが、
という気持ち自体は、決して悪いものではありません。
ただ、気持ちが先に来て、制度の前提を飛ばしてしまうと、現場が苦しくなります。
現場が苦しくなるときのサイン
これは、制度の前提が整理されていないサインです。
制度は、冷たくするためにあるのでは、ありません。
最後に、これだけ伝えたいです。
人を守るために、あえて線を引いている、それが、A型とB型を分けた理由です。
次回のブログはコチラ⇒<学び②A型・B型・就労移行の仕組みとお金>就労移行支援は「通過点」