第10回<新規開設者向けブログ講座:開設準備編>開設はゴールではなくスタートです。
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型の新規開設についてお話ししていると、申請が無事に終わったタイミングで、こんな空気になることがあります。
「……とりあえず、ここまで来ましたね」、「正直、ちょっとホッとしました」これ、すごく分かります。
法人を作って、物件を探して、人を集めて、書類をそろえて、行政とやり取りして…。
ここまで来るだけでも、かなりのエネルギーを使っています。
なので、「指定が下りた=一区切り」と感じるのは、自然なことだと思います。
でも、ここで一つだけ、とても大事な話があります。
開設は「ゴール」っぽく見えるだけ
正直なところ、指定通知書が届いた瞬間は、ゴールに見えます。
・やっと始められる
・ようやく動き出せる
・ここまで頑張った
・ようやく動き出せる
・ここまで頑張った
そんな気持ちになります。
ただ、実際のところは・・・ここからが本番です。
むしろ、
・利用者さんが来てくれるか
・職員体制は本当に回るのか
・生産活動は成り立つのか
・収支は持ちこたえられるのか
こうしたことは、開設してからでないと分からないことばかりです。
「思ってたのと違う」は、ほぼ必ず起きます
これは脅しでも何でもなく、かなりの確率で起きます。
・想定より利用者が集まらない
・生産活動がうまく回らない
・職員が疲れてきている
・記録や書類が追いつかない
「え、こんなはずじゃなかった…」そう感じる瞬間は、どの事業所にも、だいたい訪れます。
でも、それは失敗ではありません。
単に、動かしてみて初めて見えた現実なだけです。
うまくいっている事業所ほど「最初から完璧」を目指していない
不思議なことに、長く続いているB型事業所ほど、
・最初から完成形を目指していない
・試しながら修正している
・ダメだったら方向を変えている
という共通点があります。
逆に、「最初から全部決め切らないと」、「一度決めたら変えちゃいけない」と考えすぎると、身動きが取れなくなりがちです。
開設後に大事なのは「正解探し」より「調整」
B型事業の運営に、最初からの正解はありません。
大事なのは
・今の利用者さんに合っているか
・今の職員体制で無理がないか
・今の生産活動が現実的か
こうした点を、少しずつ調整していくことです。
2025年12月29日 21:24