<就労移行支援事業所①>就労移行支援事業所とは<~行政書士が解説~>
こんにちは、行政書士の大場です。
突然ですが・・・
「就労移行支援」って、聞いたことありますか?
なんだか難しそうな名前ですが、実は、とても“人間くさい”場所なんです。
就労移行支援事業所とは
ざっくり言うと、
「働きたいけど、いきなりは不安…」という人が、“自分のペースで社会に戻る力”を取り戻していく場所です。
障がいがあっても、病気の経験があっても、「もう一度、社会とつながりたい」と思う人が集まってきます。
など、いきなり“仕事”ではなく、“働くための生活リズム”を整える訓練をしていきます。
どんな人が利用しているの?
市町村の窓口で「受給者証」を申請して利用します。
どんな訓練をするの?
よくあるのはこんな感じです。
| 内容 | 目的 |
|---|---|
| パソコン訓練 | Word・Excelなど、事務の基本を学ぶ |
| ビジネスマナー | あいさつ・服装・言葉づかいを身につける |
| 軽作業 | 集中力・持続力を鍛える |
| グループワーク | チームで協力して進める練習 |
| 通勤・生活訓練 | 朝起きて通う・体調を整える |
| 求職活動 | 履歴書作成、模擬面接、企業実習など |
「無理せず働く」って、簡単そうで一番むずかしいんですよね。
就職までの流れ
2 受給者証を申請
3 利用契約・個別支援計画を作成
4 訓練スタート(生活リズム・スキル)
5 企業実習・職場体験
6 就職活動・面接
7 就職後フォロー(定着支援)
つまり、“就職するまで”ではなく、“就職してからも支える”のが特徴です。
行政書士の視点から見えること
制度上は、「障害者総合支援法」に基づく指定障害福祉サービスの一つです。
つまり、行政とのやりとりや書類整備が必要な、ちゃんとした“障害福祉事業サービス”です。
でも本質は、「人と社会をもう一度つなぐ仕事」です。
書類よりも、人との関係づくりのほうがずっと難しく、そこにこの仕事のやりがいがあると感じます。
次回のブログはコチラ⇒<就労移行支援事業所②>どんな訓練をしているの? <~行政書士が解説~>