<就労継続支援B型事業所(独立編)②>B型事業所を立ち上げる前に考えておきたい3つのこと<~行政書士が解説~>
こんにちは、行政書士の大場です。
「B型事業所をつくりたい」というご相談を受けるとき、最初に必ずお聞きしているのがこの3つです。
① なぜB型なのか
② 誰のためにやるのか
③ 続けるための仕組みはあるか
① なぜB型なのか
② 誰のためにやるのか
③ 続けるための仕組みはあるか
書類や制度の前に、この3つを整理するだけで、開設準備の方向性がぐっと明確になります。
① なぜB型なのか
B型事業所は「雇用契約を結ばずに働く」ことを前提にした就労支援です。
作業を通じて自信をつけ、社会とつながる“中間的なステップ”です。
だからこそ、理念に合う支援のかたちを考えることが大切です。
「ゆっくり働く場をつくりたい」のか、「仕事を通じて地域と関わりたい」のか!
この“目的のちがい”で、事業計画も建物選びも、職員体制の組み方も大きく変わります。
この“目的のちがい”で、事業計画も建物選びも、職員体制の組み方も大きく変わります。
制度に合わせるより、“自分のやりたい支援に合う制度”を探すほうがうまくいきます。
② 誰のためにやるのか
「障がいのある方のために」と言っても、人によって状況はさまざまです。
・在宅が長い方の社会参加の場
・就労をめざす方の訓練の場
・地域に根ざした“居場所”のような場
・在宅が長い方の社会参加の場
・就労をめざす方の訓練の場
・地域に根ざした“居場所”のような場
どんな方に来てほしいのかを明確にすることで、日々の支援内容・職員の配置・生産活動の内容が自然と決まってきます。
<行政書士視点>
目の前にいる“具体的な人”をイメージして構想すると、行政との事前相談でも伝わりやすくなります。
<行政書士視点>
目の前にいる“具体的な人”をイメージして構想すると、行政との事前相談でも伝わりやすくなります。
③ 続けるための仕組みはありますか
B型事業所は、一度始めたら長く続けることが大前提です。
理念や想いを支えるために、現実的な仕組みが必要です。
・継続的な生産活動の確保
・工賃アップにつながる販路・企業連携
・融資・運営資金の見通し
・職員の役割分担とチーム体制
理念を守るためには、“数字”と“現場”のバランスが欠かせません。
理想だけでなく、「どう仕組みで支えるか」を考えていくことが大切になります。
理想だけでなく、「どう仕組みで支えるか」を考えていくことが大切になります。
次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型事業所(独立編)③>法人をつくる前に知っておきたい制度の話<~行政書士が解説~>
2025年11月06日 02:37