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<就労継続支援B型事業所(新規立上げ編)⑰>同意書の整備<~行政書士が解説~>

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こんにちは、行政書士の大場です。

契約や説明書の整備が終わると、次に必要なのが 「同意書」 です。

なぜなら、同意書は契約とは別物です。
契約が“制度上の約束”なのに対して、同意書は“日々の支援に関する了承”を得るための大切な書類です。

 

 ① 同意書とは「信頼の証拠」

同意書とは、利用者や家族が「このことに同意しました」と意思を示すための文書です。
障害福祉の現場では、
・写真撮影・SNS掲載
・医療機関との情報共有
・緊急時の搬送
・外出・企業見学の参加
など、日常のさまざまな場面で“同意”が求められます。

< 行政書士の視点>
同意書は“保険のような存在”です。
普段は出番がなくても、いざという時に法人を守ってくれます。

② 同意書が必要な主な4つの分野

分野 同意の内容 注意点
個人情報 記録・写真・SNS投稿などの利用 “内部利用”と“外部公開”を分けて書く
医療連携 嘱託医・主治医への情報提供 緊急時搬送の同意をセットで取る
家族連絡 緊急連絡先や相談内容の共有範囲 成年後見人・支援者との関係を整理
外出・行事 事業外活動への参加 保険加入・安全管理の説明も明記

< 行政書士の視点>
「一枚で全部書く」のではなく、目的別に分けるのが基本です。
あいまいな同意は、後で“トラブルの火種”になります。

  ③トラブルになる事例

<写真掲載の同意が曖昧>
→ 「ホームページに使っていいですか?」と聞いて“はい”と答えた。
後日、「ここまで載せるとは思わなかった」と家族からクレーム。
< 対策>
→ 「内部掲示」「法人SNS」「ホームページ」「報告書」など、使用範囲を項目で分けて明示する。
<医療情報の共有が不明確>
嘱託医にカルテを共有したら、「本人の同意を取っていない」と指摘された。
< 対策>
→ 医療連携同意書に、「診断書・意見書等の情報提供を受けることに同意します」と具体的に書くこと。
<緊急時の連絡体制が曖昧>
利用者が倒れた際、家族に連絡がつかず混乱し、同意書に連絡優先順位の記載なし。
<対策>
→ 「①本人→②家族→③後見人→④緊急連絡先」のように、連絡順を明記しておくこと。

④ 同意書を整備するコツ

・目的ごとに用紙を分ける(個人情報・医療・外出など)
・本人署名欄と代理人欄を分ける
・署名日・説明者名を記載
・年1回の更新(利用継続時に再確認)
・同意の撤回方法を明示(「いつでも取り消せます」)
< 行政書士の視点>
同意書は、法人を守ると同時に“利用者の安心”を守る書類です。
「何にどう使うのか」を明確に説明することが、信頼の第一歩になります。

次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型事業所(新規立上げ編)⑱>帳票整備<~行政書士が解説~>
2025年11月05日 21:56

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