<行政書士が解説・就労型のB型事業所④>チームで支える
行政書士の大場です。
就労型B型事業所の現場を見学させていただくと、いつも感じるのは「働く仕組み」はチームで動いているということです。
誰か一人が頑張るより、役割を分担して“チームで支える”ほうが、結果も安定する。
今回は、そんな「チームづくり」と「利用者育成」の考え方を、やさしく整理してみます。
ひとりで全部やろうとしない
B型の支援員さんは、やることが本当に多いですよね。
作業指導、記録、請求、営業、面談…まるで何役もこなすスーパーマンです。
でも、就労型B型事業所では、「職員が全員で支える」体制づくりがうまくいくポイントだと感じています。
たとえば
| 役割 | 主な担当 | イメージ |
|---|---|---|
| 管理者 | 事業全体の方針、行政対応 | “船の舵取り” |
| サービス管理責任者 | 個別支援計画の作成・進行管理 | “地図を描く人” |
| 支援員 | 作業・日常支援・記録 | “現場のエンジン” |
| 営業・広報担当 | 取引・販路拡大・発信 | “外の世界とつなぐ人” |
誰かが無理して全部を抱え込まない。
この“分担の仕組み”が、就労型B型事業所の安定を生み出します。
作業指導ではなく仕事の伴走
就労型B型事業所では、「指導」よりも「伴走」がキーワード・・・
つまり、「教える」より「一緒に考える」支援です。
こうした関わり方をしている事業所は、利用者の定着率も高く、結果的に生産性も上がっていると感じます。
得意を伸ばす配置の工夫
調べていて面白かったのは、工賃の高い事業所ほど「配置の工夫」をしていること。
作業を“人に合わせる”のではなく、“その人に合った作業を作る”。
利用者が“得意なことを任されている”と感じるだけで、責任感とやる気がぐんと増します。
見えるチームをつくる
チームがうまく回るコツは、「役割を見える化」すること
次回のブログはコチラ⇒<行政書士が解説・就労型のB型事業所⑤>販路を広げる