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<生産活動の基本用語解説(基礎編)>③「売上」「粗利」「利益」の違い

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こんにちは、行政書士事務所ライフ法務プランニングの大場です。

前回、「工賃とは何か」とお伝えしました。
前回のブログはコチラ⇒<生産活動の基本用語解説(基礎編)>②「工賃」とは何か?

すると、こういう疑問が出てきます。
家賃や水道光熱費って、給付費から出ていませんか?だったら“利益”の考え方は違うのでは?
今日はここを、誤解なく、スッキリ整理します。

まずは一般企業の場合

普通の会社では、こうなります。
売上10万円- 材料費5万円= 粗利5万円
粗利5万円- 家賃・光熱費など4万円= 利益1万円
これが一般的な損益構造です。
つまり、
✔ 売上=入ってきたお金
✔ 粗利=直接原価を引いた残り
✔ 利益=最終的に残ったお金
ここまではシンプルです。

 ではB型事業所では何が違うのか?

就労継続支援B型 は収入が二本立てです。

① 訓練等給付費(報酬)
② 生産活動収入(売上)

これが最大の特徴です。

 B型は二階建て構造

【① 事業全体の損益】
(給付費+生産活動売上)- 事業全体経費(家賃・人件費・光熱費など)= 事業全体の収支
ここで事業所は成り立っています。
家賃や水道光熱費は、多くの場合、給付費側でカバーされています。
【② 生産活動単体で見ると】
生産活動売上10万円- 材料費5万円= 粗利5万円
この「5万円」が、工賃の原資です。
原則として、工賃は生産活動収入の範囲内で分配とされています。
つまり、B型で本当に重要なのは、「利益」よりも生産活動の粗利です。

だからどうなるの?

先ほどの
売上10万
粗利5万
経費4万
→ 利益1万
この構造は、「一般企業モデル」としては正しい。
しかしB型では、家賃などの固定費は給付費側で支えられていることが多いため、単純に粗利5万-経費4万=利益1万とはなりません。

では何を見るべきか?

B型で本当に見るべき数字は、
✔ 生産活動の粗利
✔ 粗利率
✔ 1時間あたりの生産性です。
なぜなら・・・
工賃は、粗利から生まれるからです。

 ここが最大の落とし穴

給付費があるから、生産活動が赤字でも事業所は回ります。

でもそれは、

✔ 工賃は上がらない
✔ 構造は変わらない
✔ 「やっているだけ」になる

という状態を生みます。
これが、工賃が伸びない理由の正体ではないでしょうか!!


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2026年02月13日 02:44