異業種から就労継続支援B型に参入する前に知っておくこと④(想いだけでは足りない就労継続支援B型事業所の現実)
こんにちは、行政書士の大場です。
前回は、異業種から就労継続支援B型事業所に参入するうえで、「想い」がどれほど重要かについてお伝えしました。
前回のブログはコチラ⇒異業種から就労継続支援B型に参入する前に知っておくこと③(異業種参入では「想い」が何より大切になる理由)
ただし、ここで一つ、はっきり言っておかなければならないことがあります。
想いだけでは、事業は続きません。
就労継続支援B型には、実際に運営してみて初めて分かる「現実」があります。
思ったよりも「現場」は大変
異業種出身の方が、最初に直面するギャップの一つが、現場の大変さです。
一般事業のように、「予定どおりに進む前提」で考えていると、すぐに無理が出ます。
生産活動は「計画通りにいかない」のが普通
異業種の感覚では、
のが当たり前です。
しかし、就労継続支援B型の生産活動では、
計画どおりに進まないこと自体が前提になります。
ここを受け入れられないと、現場への不満や焦りが募っていきます。
「支援」と「管理」は想像以上に重い
異業種参入で見落とされがちなのが、支援と管理にかかる負担です。
これらは、一般事業ではほとんど発生しない業務です。
「生産活動が回っていない」のではなく、支援と管理に時間と労力を取られているというケースも非常に多いのです。
制度を知らないと、後から修正できない
就労継続支援B型は、
これらの制度の上に成り立っています。
異業種の感覚で、「まず事業を回してから考える」という進め方をすると、
といった、後戻りできない問題が起こります。
想いがあるからこそ、現実と向き合える
ここまで読むと、「やっぱり大変そうだ」「簡単ではないな」と感じるかもしれません。
それで構いません。
むしろ、この現実を知らずに参入する方が危険です。
そして、この厳しさを乗り越える支えになるのが、
第3回で書いた「想い」です。
異業種から就労継続支援B型に参入する前に知っておくこと③(異業種参入では「想い」が何より大切になる理由)
この軸があれば、現実に直面しても、立て直す判断ができま
次回のブログはコチラ⇒異業種から就労継続支援B型に参入する前に知っておくこと⑤(異業種参入で失敗しやすい、生産活動の考え方)