就労継続支援B型に特化 | 宮城・東北の指定申請・実地指導対策サポート

「行政書士事務所ライフ法務プランニング」は、就労継続支援B型事業所の開設から運営までを専門にサポート。複雑な指定申請代行、生産活動の企画・導入、実地指導対策までワンストップで支援。まずは無料相談へ。

ホームお知らせ ≫ <就労継続支援B型事業所(新規開設編)⑩>法人運営の体... ≫

<就労継続支援B型事業所(新規開設編)⑩>法人運営の体制整備 <~行政書士が解説~>

4065860_m

こんにちは。行政書士の大場です。

就労継続支援B型の開設準備を進めていると、「法人を作ること自体がゴール」だと感じている方も少なくありません。
でも実際には、“作ったあと”が本番です。
 
法人は“できた瞬間”から、責任と管理が始まります。
たとえるなら、法人を作るのは「車を買う」までの話、運営はその車を安全に“走らせ続ける”ことです。
ガソリン(資金)、運転手(代表)、整備士(会計)、ナビ(サビ管)がそろって、ようやく動き出します。

 ① 「責任の所在」が見える化

就労継続支援B型は、個人事業ではなく法人単位で指定を受ける仕組みです。
だからこそ、行政が見るのは「体制」と「責任の分担」です。

役職 役割イメージ 一言でいうと
代表者 運転手 行き先を決める人
理事・取締役 ナビゲーター 方向を確認する人
管理者・サビ管 メカニック エンジンを回す人
会計担当 燃料係 ガソリン(お金)を管理する人

< 行政書士の視点>
「誰が何を決めて、どう責任を取るのか」これが明確な法人ほど、行政からの信頼が厚くなります。

 ② 兼務について

同じ法人の中で代表が管理者を兼ねるのはOKですが、別法人の代表や理事も兼ねていると、行政からはこう見られます。
「二台の車を同時に運転していませんか?」兼務自体が悪いわけではありません。問題は、「どの法人で何をしているのか」が曖昧になることです。

 ③ 会計について

B型事業所のの会計で一番大切なのは、お金の流れが見えることです。
大事なのは、聞かれたときにスッと答えられることです。
チェック項目 ポイント
通帳 事業所ごとに分けておく
領収書 日付・金額・用途を必ずメモ
会計ソフト 月次で収支をまとめる
責任者 会計担当を明確に決めておく

④会議と議事録について

どんなに良い話し合いをしても、記録が残っていなければ「やっていない」と見なされます。
行政の立場から見ると議事録に“書かれていないこと=存在しないこと”になります。
取り組み 実務のコツ
月1回の運営会議 出席者と日付を必ず書く
議事録 署名欄を忘れずに

次回のブログはコチラ⇒

 

2025年11月05日 00:24