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異業種から就労継続支援B型に参入する前に知っておくこと②(就労継続支援B型事業と、一般の事業の違い)

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行政書士の大場です。

前回の記事では、異業種から就労継続支援B型事業所に参入する際、最初に起こりやすい「勘違い」についてお伝えしました。
前回のブログはコチラ⇒異業種から就労継続支援B型に参入する際の注意点①(最初に勘違いしやすいこと)

今回はもう一歩踏み込んで、就労継続支援B型事業と、一般の事業の違いを整理していきます。

この違いを理解せずに生産活動を設計すると、どれだけ経験があっても、必ずどこかで無理が出てきます。

一番大きな違いは「目的」

一般の事業の目的は、明確です。

・利益を出す
・売上を伸ばす
・生産性を高める

成果は数字で評価され、結果が出なければ改善や撤退の判断も行われます。

一方、就労継続支援B型事業所の目的は、

・働く機会を提供する
・日中活動の場を安定して確保する
・働く経験を積み重ねる

という支援そのものにあります。

成果を見る事業、過程を見る事業

一般の事業では、

・何個作れたか
・どれだけ早く終わったか
・利益がどれだけ出たか

といった成果が重視されます。

就労事業では、

・今日も通所できた
・作業に参加できた
・少しでも集中できた

こうした過程も大切な評価対象です。

この違いが、生産性やスピードに対する考え方を大きく変えます。

「できない人を外す」という選択肢がない

一般の会社では、

・業務に合わなければ配置換え
・改善が難しければ退職

といった判断が可能です。

しかし、就労継続支援B型では、

・特性があること
・体調に波があること

を前提に、支援しながら続けることが求められます。

この前提がある以上、一般事業と同じ工程設計は成り立ちません。

スピードより「止まらないこと」が重要

一般の事業では、

・早い
・正確
・効率的

であることが評価されます。

一方、就労事業では、

・安全に
・無理なく
・継続できる

ことが何より重要です。

多少遅くても、止まらずに続けられる仕組みのほうが、結果的に生産活動は安定します。

管理コストの考え方が違う

異業種出身者が驚く点の一つが、管理にかかる手間とコストです。

・職業指導員・生活支援員の配置
・声かけ・見守り・記録
・体調不良時の対応

これらは、一般事業ではほとんど発生しないコストです。

この部分を無視すると、「思ったより利益が出ない」という状態になります。

同じ「事業」でも、設計思想が違う

就労継続支援B型は、

・利益を最大化する事業ではなく
・支援を継続するための事業

です。

そのため、

・仕事の選び方
・工程の組み立て方
・目標の置き方

すべてが、一般事業とは違います。

次回のブログはコチラ⇒

2025年12月12日 23:59

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