<就労移行支援事業所③>企業実習はどうやって探すの? <~行政書士が解説~>
こんにちは、行政書士の大場です。
就労移行支援の中でも、「企業実習」はとても大きなテーマです。
けれど実際には
「企業実習を受け入れてくれるところがなかなか見つからない」「どこに相談すればいいのか分からない」
という声が多く聞かれます。
今回は、企業実習をどう探し、どう“つながり”を作っていくのかを考えてみます。
企業実習とは
企業実習とは、利用者が実際の企業で仕事を体験すること。
就職前に「働く現場を知る」「自分に合った環境を見つける」大切なステップです。
目的は“採用してもらう”ことではなく、「自分に合う働き方を見つける」こと。
企業実習はどう探す?
多くの事業所では、以下のようなルートを組み合わせています。
| 探し方 | 内容 |
|---|---|
| 行政・ハローワーク | 就労支援の担当者を通じて企業を紹介してもらう |
| 商工会・地元企業団体 | 地域の中小企業とのマッチング機会をつくる |
| 企業訪問・営業活動 | 支援員が直接企業を訪問して説明・提案を行う |
| 既存の実習先 | 過去に受け入れ実績のある企業に再度依頼する |
| 紹介・口コミ | 職員・家族・関係機関からのつながりを広げる |
“お願い”から“協働”へ
企業実習の依頼をするとき、「お願いだから受け入れてください」という姿勢では、なかなか継続につながりません。
企業にとっても実習は“時間と労力”をかける取り組み、だからこそ、「双方にメリットがある関係」をつくることが大切です。
“お願い型”から“協働型”へ。
これが、地域に実習の輪を広げる第一歩です。
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