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<新規開所の流れ>就労継続支援B型事業所(物件選定編)⑭>行政の事前相談前に見るべきポイント

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こんにちは、行政書士の大場です。
仙台市でB型事業所を開所する際、最初に通るゲートが 「事前相談」 です。
しかし、多くの事業所がこの段階で“準備不足” により再提出や再調整となり、予定より開所が遅れるケースが少なくありません。
事前相談をスムーズに進めるためには、相談前に必ず確認しておくべきポイント があります。
今回はポイントを整理していきます。

 1. 建物の元の用途(建築確認の用途区分)

・事務所
・店舗
・住宅
・福祉施設
・医療系テナント
この用途が何であるかにより、用途変更の要否がわかります。
不動産会社の話ではなく、「建築確認申請書」「検査済証」で確認するのが鉄則です。

2. 想定する利用定員と職員数(=収容人数)

仙台市では“収容人数”は建築判断と消防判断の重要材料です。
例えば
利用者20名 + 職員5名 = 25名
※人数だけで用途変更が決まるわけではありませんが、行政相談では質問される項目です。

 3. 平面図の有無(事前相談には必須)

事前相談では 必ず平面図の提出が必要 です。

最低限必要な表記は・・・

・各部屋の名称
・面積(㎡)
・出入口
・廊下幅
・トイレ位置
・手洗い・洗面所
・非常口の位置
“ラフ図”でも対応してくれますが、正確な寸法入りが望ましい です。

 4. 消防設備の現状(設置状況の確認)

次の設備があるか、事前に確認しましょう。

・自動火災報知設備
・誘導灯(避難誘導灯)
・消火器
・スプリンクラー
・非常警報器
店舗・住宅は不足しているケースが多く、工事が必要になる可能性があります。

5. 駐車場の有無(職員・送迎・来客動線)

仙台市は車社会のため、重要性が高いポイントです。

・職員の駐車場
・利用者家族の駐車スペース
・送迎車の停車位置
・近隣への配慮(クレーム防止)
これが確保されていないと、運営上のトラブルになりやすいです。

 6. 近隣環境(騒音・苦情リスク)

仙台市の指定申請では「近隣トラブルの可能性」も重要視されます。
チェック項目
・住宅密集地か
・学校・保育園の近くか
・騒音が出る作業はあるか
・車の出入りが多くないか
後からの苦情対応は大きな負担になるため、事前に確認しておくのが理想です。

7. 生産活動の種類(建築・消防の判断材料)

B型事業所は生産活動の内容によって必要な設備・電力・換気・消防基準が変わります。
例えば
・印刷 → 電力容量・換気
・食品 → 衛生設備・厨房
・内職 → 比較的基準は緩い
・物販 → 収納スペース
行政からも必ず聞かれます。
2025年11月21日 22:22