<新規開所の流れ>就労継続支援B型事業所(開所の全体像編)④>開所までの全体スケジュール(6ヶ月モデル)<仙台市版>
こんにちは、行政書士の大場です。
仙台市で就労継続支援B型を開所するためには、標準で5〜6ヶ月 の準備期間が必要です。
理由は、仙台市の開所プロセスが
という「7段階」で構成されているからです。
今回は、仙台市で実際に動く現実的な6ヶ月スケジュールモデル を時系列でわかりやすく解説します。
B型開所に必要な期間
※「物件の用途変更が必要かどうか」で大きく変わります
6か月モデルケース
7月1日開所を目指す場合の6ヶ月スケジュールです。
1月:準備開始(−6ヶ月)
✔ 開所時期の決定
「7月1日に開所したい」を最初に決める。
✔ 法人設立(新設の場合)
会社、合同会社、一般社団法人などの設立準備
※法人設立には 2〜3週間必要
✔ B型事業所開所の要件・基準の確認
を整理し、全体像をつかむ。
2月:物件選定(−5ヶ月)
✔ 物件探し
仙台市では、物件選びが開所スケジュールの核心。
✔ 用途判定
・消防改修が必要か?
✔ 候補物件の絞り込み
この段階で物件探しが長引くと開所が2〜3ヶ月遅れる
3月:事前相談(−4ヶ月)
✔ 物件を決める前に相談(最重要)
仙台市は物件契約前の相談を求めています。
✔ 事前相談申請
✔ 担当者との調整
運営方針・設備基準を確認してもらう。
3〜4月:建築・消防(−4ヶ月〜−3ヶ月)
事前相談後は、必ず 建築指導課・消防署との調整 に進みます。
✔ 建築基準法の判定
✔ 消防法の確認
✔ 必要があれば内装工事へ
工事が発生する場合は1〜4週間かかることも。
4月:管理者・サビ管の事前面談(−3ヶ月)
仙台市の独自プロセスである管理者・サビ管の事前面談 がここで実施されます。
✔ 面談には管理者・サビ管の“2名”の参加が必須
✔ 面談期限は申請期限の1週間前まで
(例:5/15提出 → 5/8ごろがリミット)
✔ 面談の内容
4〜5月:書類作成(−3〜−2ヶ月)
いよいよ最大の山場です。
✔ 書類総数かなりの枚数
5月15日:申請書提出(−2ヶ月)
✔ 5月15日“必着”
※1日遅れると → 開所が8月1日にズレる。
✔ 持参提出が必須レベル
郵送はリスクが大きすぎる
5〜6月:審査 → 補正(−2〜−1ヶ月)
仙台市の審査は以下の流れです。
✔ 一次審査
→ 記載漏れ・不足書類チェック
✔ 補正
よくある不備
✔ 補正のコツ
6月:実地調査(−1ヶ月)
建物・設備が書類どおり整っているか、仙台市が現地で確認します。
✔ チェックされる項目
7月1日:指定通知 → 開所
無事にすべてクリアすると、指定通知 → 開所 → 国保連の初回請求 へ進みます。
次回のブログはコチラ⇒<新規開所の流れ>就労継続支援B型事業所(法人設立編)⑤>B型事業所の開所に向いている法人格はどれ?<仙台市版>