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就労継続支援B型のお金の流れと仕組み②<報酬と加算>

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こんにちは、行政書士の大場です。
前回(第1回)はB型事業所のお金を「二つの川」にたとえてご紹介しました。

今回はそのうちの一本、“給付金の川” にズームインします。
前回のブログはこちら→就労継続支援B型事業所(障害福祉事業)のお金の仕組み①<基本の全体像>


実は、この川はただ水が流れてくるだけではなく、「努力すれば増水する」仕組みになっているんです。
そう、それが 報酬と加算 です。

第2回は、この“報酬と加算”がテーマです。

1. 報酬ってなに?

報酬とは、利用者さんが1日通うごとに国や自治体から事業所に支払われる「サービス利用料」のようなものです。
イメージで言えば、
・基本報酬は「最低限の基本給」
・通所人数や日数が多いほど収入も増える
つまり、事業所の家計簿における“給料日のお給料”のような存在です。

2. 加算ってなに?

加算とは、「工夫した分だけボーナスが出る」仕組みです。
たとえば
・福祉専門職員配置加算
→ 専門資格を持つ職員を配置するとボーナス!
・目標工賃達成指導員配置加算
→ 営業経験や販売ノウハウを持つ人を置くとボーナス!
・地域協働加算
→ 地域企業とコラボするとボーナス!
・ピアサポート加算
→ 障害当事者が支援に入るとボーナス!
といった具合に、取り組み次第で報酬が“ちょい増し”されていきます。

3. 報酬と加算のバランス

・基本報酬 → 「最低限の運営資金」
・加算 → 「工夫や特色を評価してもらえるご褒美」
つまり就労継続支援B型事業所は、基本給だけでも暮らせるけれど、ボーナスを取れるように頑張った方が安心してやっていける
そんなイメージです。

4. 利用者にとっての意味

「報酬と加算」と聞くと事業所のお金の話に聞こえますが、実は利用者さんにもつながります。
・職員が増えて、支援が手厚くなる
・新しい仕事に挑戦できるようになる
・生産活動の幅が広がり、結果的に工賃アップにつながる可能性が出てくる
ただし大事なのは、工賃は給付金から直接支払われるわけではない ということ
給付金は事業所の運営や人件費を支えるお金であり、工賃はあくまで「生産活動の成果」から生まれます。
 
つまり、加算で事業所の体制や環境が整う → 仕事の幅が広がる → その結果として工賃アップにつながる、という間接的な関係です。
事業所が加算を取る努力をするほど、利用者さんの毎日にもプラスの変化が出てくるのです。
 
就労継続支援B型にとって、国や自治体からの報酬と加算は 生命線
基本報酬で基盤を守り、加算で特色や努力を評価してもらう
言ってみれば
「基本給+ボーナス」で事業所を支える仕組みです。


次回のブログはコチラ⇒就労継続支援B型のお金の仕組み ③<生産活動の収益>

 

2025年10月04日 19:08

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