<(新規開設)就労継続支援B型事業所 新規指定申請(仙台市版)⑩>(必要書類)管理者・サービス管理責任者
こんにちは、行政書士の大場です。
仙台市の指定申請で、書類の中でも 「最も人間味のある書類」 がこの 管理者・サービス管理責任者(サビ管) の書類セットです。
しかし実際は、人間味どころか…
・実務経験日数
など、数字と整合性の世界 です。
今回は、仙台市が管理者・サビ管で必ず確認するポイントを整理していきます。
仙台市が「管理者・サービス管理者」で確認する7項目
✔① 経歴書と実務経験証明の整合性
✔② サービス管理者の必要資格・研修がそろっているか
(または、旧制度の経過措置)
✔③ 資格証の写し
など資格証の 取得日 まで見られます。
✔④ 管理者資格の“3パターン”のどれに該当するか
仙台市の管理者要件はこの3つです。
<管理者の要件>
または
② 社会福祉事業に2年以上従事
または
③ 企業を経営した経験を有する
(会社役員や自営業者など)
※ 注意
「企業を経営した経験」は“実態があるか”を必ず見られるため要注意。
✔⑤ 兼務の可否(勤務形態一覧表と一致)
・ サービス管理者が職業指導員と兼務 → 要条件
勤務形態一覧表(別紙2)と経歴書が一致していないと補正になります。
✔⑥ 住所・氏名が他の書類と完全一致
これらの一致が必須です。
✔⑦ サービス管理者の“必要年数”が満たされているか
補正がかかる場合とは
実務経験証明の日付ズレ
→ 「令和4年4月1日〜令和6年3月31日」
経歴書に「令和4年4月〜令和6年3月」と書いているとNG。
資格証の名前表記と経歴書の名前が違う
→ “スペース” 1つの違いでも補正。
研修年度の誤り
→ 「基礎研修(平成25年度)」がサビ管要件に使えないケース。
兼務時間が基準に足りない
→ サービス管理者が「1日2時間勤務」ではNG。
企業経営の証明が弱い
→ 決算書がない
→ 実態が不明
→ 登記だけ
管理者・サービス管理者の書類セット
経歴書
実務経験証明書
の流れが一本の線になっているかを審査します。
書類作成の流れ
✔① 経歴書を先に作る
→ すべての基準は経歴書から始まる。
✔② 経歴書を元に実務経験証明を作る
→ 年月日が完全一致。
✔③ 資格証と照合
→ 資格取得日と勤務期間が矛盾しないように。
✔④ 研修修了証を照合
→ 受講年月日を経歴書に正しく記載。
✔⑤ 勤務形態一覧表を最後に作る
→ 兼務・勤務時間が基準に合うよう調整。
審査ポイント
次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型事業所 新規指定申請(仙台市版)⑪>(必要書類)賃貸借契約書・土地建物の状況