<就労継続支援B型事業所 新規指定申請(仙台市版)⑤>管理者・サービス管理者(サビ管)の「事前面談」
こんにちは、行政書士の大場です。
第4回までで、仙台市の指定申請は
なぜか?それは、仙台市の事前面談が実地調査の“リハーサル” だからです。
そして“合格ライン”まで詳しく整理していきます。
1、仙台市では「面談しないと申請を受け付けない」
仙台市のルールは非常に明確です。
指定申請の1週間前までに、管理者等の事前面談を実施すること。
この面談がなければ、申請は受け付けない。
つまり、
2、事前面談の目的=“運営できる証拠”を確認する
仙台市はこの面談で実際の運営能力を見ています。
そのため、以下の3点が重視されます。
✔① 書類が“仕上がっている”か
面談時点で「8割以上」書類が完成しているのが理想です。
運営規程、図面、職員配置表、事業計画…
これらの確認がその場で行われます。
✔② 人員が“本当に確保できるのか”
仙台市は、書類上の人数ではなく実際に配置できるかどうかを見ます。
✔③ 管理者・サビ管が「制度」を理解しているか
実地調査さながらの“制度理解チェック” が入ることがあります。
このあたりをきちんと答えられると、仙台市の信頼が一気に高まります。
3、面談で必要な持ち物
仙台市の面談は、書類確認+実務確認のフルセットです。
4、面談でよくある“指摘”
指摘①:運営規程が仙台市仕様になっていない
厚労省モデルをコピペしただけだと高確率で指摘が入ります。
指摘②:図面が甘い(平面図・動線・消防)
指摘③:人員配置の計算ミス
指摘④:生産活動の安全面の説明不足
仙台市は「安全性」を重視します。
などは特に説明が必要。
指摘⑤:事業計画の根拠が弱い
「なんとなく黒字になりそう」は通用しません。
指摘⑥:法人情報と書類内容に表記ゆれ
住所・名称・代表者名の不一致は即補正。
指摘⑦:スケジュールが現実とかみ合わない
工事・採用・研修…
「この日程だと間に合いませんね」とよく言われます。
5、面談のポイント
✔ ポイント①:書類を“8割完成”させて臨む
未完成の状態だと、面談が“ただの宿題提出日”になってしまいます。
✔ ポイント②:図面は“建築士レベル”を意識
平面図・消防・動線・面積が揃っていることが必須。
✔ ポイント③:管理者・サビ管は制度理解を話せるように
など、“運営の基本が理解できている” ことが大事です。
次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型事業所 新規指定申請(仙台市版)⑥>申請書(様式第1号)