<就労継続支援B型事業所 加算の考え方①>そもそも「加算」とは何か?
こんにちは、行政書士の大場です。
今回のテーマは加算です。
加算の説明って、専門用語が多くて、聞けば聞くほど“もやっ…”としますよね。
そこで今回は、「加算ってそもそも何?」を、とにかく分かりやすく整理していきます。
制度の根拠も押さえつつ、少しおもしろく読めるようにまとめました。
加算とは「やった分だけ増えるオプション料金」
まず結論です。
加算=取り組みに対してプラスでもらえるお金です。
もっと噛み砕くと、
・牛丼のネギだく
・焼肉の大盛りライス
こうした“トッピング”のようなイメージに近いです。
つまり、基本のサービスに、努力や取り組みが加わることで追加報酬がつく仕組みです。
基本報酬は「定価」、加算は「トッピング」
制度上の位置づけは次のとおりです。
基本報酬=事業所の定価
加算=追加で評価されるトッピング
(根拠:障害福祉サービス等報酬告示)
国は、この「トッピング部分」を大きくして事業所を支援しています。
なぜ国は加算を増やしているのか?
理由はシンプルです。
「工賃を上げてほしいから」です。
国は、支援の質や生産活動の高度化を進めるために、“頑張っている事業所を加算で評価する”方向に政策をシフトさせています。
加算を理解する=制度の攻略法を知ること
加算を取ると、単なる収入アップだけでなく
・職員の役割が明確になる
・工賃アップの仕組みができる
・監査に強くなる
・経営が安定する
こうしたメリットが生まれます。
実は、加算とは「うちの支援はここまでやっています」と国に見せる仕組みなんです。
加算の計算式
加算を取る事業所ほど工賃が高い理由
厚労省の工賃実績報告でも、工賃が高い事業所ほど、
・体制加算
・訓練体系の加算
・工賃向上の加算
これらを複数取得している傾向があります。
つまり加算は、“工賃アップの設計図”でもあります。
次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型事業所 加算の考え方②>加算には2種類あり “体制系加算”とは