<就労継続支援B型事業所 基本報酬の考え方①>基本報酬とは何か?
こんにちは、行政書士の大場です。
就労継続支援B型事業所の、経営者さん・管理者さんからこんな言葉をよく耳にします。
「加算が取れないと厳しいんですよね」「うちは加算が少ないから収入が伸びなくて…」気持ちはとても分かります。
でも、実はもっと根本的な部分があります。
それが “基本報酬” です。
これは、B型事業所の経営において、まさに “心臓部” にあたる仕組みです。
※本記事では、正式名称の「サービス費」を 基本報酬 に統一して表記します。
基本報酬=事業所の収入の8~9割を支える「本体」
B型の収入は、大きく分けて次の3つです。
この中で、圧倒的な比率を占めているのが基本報酬です。
多くの事業所で、全体収入の 80~90% を基本報酬が担っています。
つまり・・・
加算をどれだけ積み重ねても、基本報酬が落ちれば事業は必ず苦しくなります。
加算は“オプション”、基本報酬は“土台”
加算は大切です。
利用者支援の質を高めたり、職員配置を強化したりする後押しになります。
しかし、あくまで 「オプション」です。
例えるなら、車のオプションパーツのようなものです。
一方で基本報酬は、エンジンそのものです。
エンジンが弱れば、どれだけオプションをつけても車は走りません。
B型経営も同じで、まずは基本報酬を理解し、強化することが重要です。
なぜ基本報酬が“心臓部”なのか?
理由は3つあります。
基本報酬を上げる=法人の“基礎体力”を強くする
「まず基本報酬を理解し、上げる仕組みを作る」これが最優先になります。
次回のブログはコチラ⇒<就労継続支援B型事業所 基本報酬の考え方②>なぜ基本報酬は区分Ⅰ〜Ⅴに分かれているのか?