現地調査と開設前準備(宮城県版)③消防・保健所・福祉課 どこにいつ相談すればいい?

こんにちは。行政書士の大場です。
就労継続支援B型事業所の準備を進めていると、「あれ?これ、どこに相談すればいいんだっけ?」と、ふと立ち止まる瞬間が出てきます。
県? 市? 消防? 保健所?
窓口がいくつもあって、しかもそれぞれ話が少し違う…このあたり、最初は本当にわかりづらいんです。
今回は、そんな“開所前あるある”を整理して、「誰に・いつ・どんな相談をすればいいのか」 を、やわらかくお話しします。
① 消防署 「安全に使える建物ですか?」をチェック
「福祉の事業だから」と思っていても、建物が安全に使えるかどうかは消防の管轄です。
・避難経路の確保・非常口の表示
・防火管理者の選任届
② 保健所 ― 「厨房やお弁当を出すなら要チェック」
・調理スペースと作業スペースの区分
③ 市町村・県の福祉課 ― 「事前相談と指定申請」
「書類を出すのはここ、でも建物の話は消防、厨房は保健所…」福祉課は“全体のとりまとめ役”のような存在です。
特に宮城県では
・申請の前に「事前ヒアリング」があります
・現地調査の日程もここで調整します
・場合によっては「市→県」の両方との確認が必要
相談すると担当者も話が早いです。
いつ・どの順番で相談すればいい?
迷いやすいので、ざっくりした順番表を貼っておきます。
タイミング | 相談先 | 主な内容 |
---|---|---|
物件決定前 | 福祉課 | 用途地域・物件選定の相談 |
物件契約前 | 消防署 | 防火・避難ルート確認 |
工事前 | 保健所 | 厨房・衛生基準の確認 |
書類準備中 | 福祉課 | 指定申請書類の内容・添付書類 |
現地調査直前 | 消防署+福祉課 | 最終確認(防火・動線など) |
コツは、「何か決まるたびに、関係先へ“軽く連絡”」、「相談しすぎかな?」くらいが、実はちょうどいいです。
ちょっとした“現場のコツ”
・電話よりも“訪問して顔を合わせる”とスムーズ
行政とのやり取りは、最初が一番緊張します。
でも、一度担当者と話ができると一気に進みます。
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