現地調査と開設前準備(宮城県版)②忘れがち準備について

こんにちは。行政書士の大場です。
就労継続支援B型事業所の開設準備も、いよいよ終盤です。
書類もそろって、現地調査も無事クリアして「これであとは開所を待つだけ!」…と思ったころに、なぜか出てくるんです。
「あっ、これ準備してなかった!」
今回は、実際の現場でよくある「忘れがちな準備について」 見ていきましょう。
利用契約書と重要事項説明書
「とりあえず後で作ろう」と思って後回しになりがちな書類です。
いざ利用者さんを迎える段階になってから、「契約書のフォーマットがまだできていない!」
となるケース、けっこうあるのではないでしょうか
・送迎や昼食の扱い
・サービス提供時間の表記
宮城県は文言の細かい部分まで見ています。
できれば、開所の1か月前にはたたき台を完成させておくのが安心です。
備品・消耗品の“細かいもの”
・掲示板・ホワイトボード・マーカー
・利用者用のスリッパ・玄関マット
・電子レンジやポット(昼食スペース用)
「まぁ開所してからでもいいか」と思っても、開所初日は案外ドタバタします。
「細かいものリスト」を一度つくって、職員みんなで“これ抜けてない?”チェックしておくのがオススメです。
電話・ネット・印刷環境の整備
FAXがつながらない!」「ネットがまだ開通していない!」
特に最近は、国保連(給付費請求)も電子化が進んでいて、ネット環境が整っていないと、開所後の事務処理に支障が出ます。
防災・衛生関係の手続き
建物の工事業者さんや大家さんにも早めに確認しておきましょう。
職員のシフトと常勤換算
生活支援員・職業指導員など、常勤換算で基準を満たしているかのチェックをもう一度確認。
たとえば、週20時間勤務の非常勤職員が2人いれば1人分の常勤換算。
細かいようですが、ここで間違えると申請修正になることもあります。
「書類」「モノ」「人」
次回のブログはコチラ⇒現地調査と開設前準備(宮城県版)③消防・保健所・福祉課 どこにいつ相談すればいい?