新規開設までの期間と準備① 準備から開所まで、どのくらいかかる?

こんにちは。行政書士の大場です。
「就労継続支援B型事業所を始めたい!」と思っても、いざ動き出すと、思っていたよりやることが多くてびっくりしますよね。
「書類を出せばすぐ始められるのかと思ってた…」
「物件を見つけたのに、申請までが長い!」
そんな声を、本当によく聞きます。
でも大丈夫。これはみんな同じなんです。
新規開設までだいたいどのくらい?
結論から言うと
✅ 平均で6〜9か月くらい が目安です。
「半年でできるの?」「そんなにかかるの?」と思うかもしれませんが、
じつはこの時間、全部にちゃんと意味があります。
では、どこに時間がかかるのか、全体を見てみましょう。
準備から開所までの6ステップ
ステップ | 内容 | 期間の目安 |
---|---|---|
① 事業計画を立てる | どんな利用者を受け入れるか、どんな活動をするかを整理 | 約1か月 |
② 人の準備 | サビ管・支援員など必要な人員を確保 | 約1〜2か月 |
③ 物件の準備 | 建物の用途・消防・バリアフリーなどを確認 | 約1〜2か月 |
④ 事前相談 | 障害福祉課や保健福祉事務所に計画を相談 | 約1か月 |
⑤ 指定申請〜審査・現地調査 | 書類審査・修正・現地確認など | 約2か月 |
⑥ 指定通知→開所準備 | 研修・契約書・案内などを整備 | 約1か月 |
合計で 6〜9か月
つまり、「今年中に開設したい」と思ったら、半年前には動き出すのが理想です。
なぜそんなに時間がかかるの?
「福祉事業所として安全に運営できるか」を、ひとつひとつ確認するためです。
・職員は、必要な資格・経験を持っているか
・書類の内容は、制度や法律に合っているか
でも、ここをしっかり整えておくことで、開所後に安心して運営できるんです。
「時間がかかるポイント」
スムーズに進めるコツ
→ 「福祉施設として使える建物か?」を先に確認すると安心。
→ 要件確認や研修受講に時間がかかります。
→ 出してから修正のほうが、結果的に早いことが多いです。
次回のブログはコチラ⇒新規開設までの期間②<人の確保>