指定申請前の事前調査(宮城県版)④<職員・人員体制の配置>

こんにちは。行政書士の大場です。
就労継続支援B型事業所を始めようとすると、「場所」「お金」と並んで必ず出てくるのが“人”の問題です。
特に最初の壁は「サービス管理責任者(サビ管)、どう確保すればいいの?」というところです。
サビ管ってどんな人?
サビ管(サービス管理責任者)は、就労継続支援B型事業所の“司令塔”です。
利用者一人ひとりの支援計画を立て、職員全体をまとめながら日々の支援を動かしていく役割です。
「資格がないとできない」と思われがちですが、実は 実務経験でもサビ管になれる道があります。
サビ管以外にも大切な職種があります。
・職業指導員(作業面の支援担当)
・生活支援員(日常生活のサポート担当)
大切なのは、無理のない運営体制を整えることです。
「常勤換算」ってなに?
みんなの勤務時間を足して、フルタイム(週40時間)に直す仕組みです。
つまり、「何人“分”働いているか」を時間で計算します。
<計算式>
常勤換算人数=(職員の総勤務時間)÷週40時間(1日8時間×週5日)常勤換算の考え方は「フルタイムの人数ではなく、合計の勤務時間で見る」ということです。
たとえば
職員3人が少しずつ働いていても、合計が週40時間を超えていれば、“1人分の人員配置”としてカウントできます。
常勤換算が使われる場面
たとえば、フルタイムの職員が1人と、週20時間勤務のパート職員が2人いれば、合計で「常勤換算2.0人」として数えられます。
次回のブログはコチラ⇒指定申請前の事前調査(宮城県版)⑤<資金計画を立てる>