指定申請前の事前調査(宮城県版)②地域のニーズ調査

こんにちは。行政書士の大場です。
「就労継続支援B型事業所を立ち上げたい!」と決めたとき、次にやっておきたいのが “地域のニーズ調査”です。
ちょっと堅い言葉に聞こえるかもしれませんが、ようするに
「この町に、どんな就労継続支援B型事業所があったらうれしい?」
まずは地元の“声”を集める
最初に行くのは、市町村の障害福祉課です。
ここには、地域の利用者数・既存事業所の状況・待機者の有無などの情報があります。
でも数字だけでなく、職員さんが教えてくれる“感覚的な情報”もすごく大事です。
「このエリアは、送迎がネックなんですよ」
「軽作業系は多いけど、クリエイティブ系は少ないですね」
こうした“現場の温度感”が、計画づくりのヒントになります。
相談支援事業所にも話を聞いてみる
地域の相談支援事業所(相談支援専門員)も、利用者さんのリアルな声を知っています。
「週に数日でも働きたい人が増えてきた」
「一般就労が難しくて、通える場所を探している人がいる」
こうした生の情報は、事業所づくりの方向性を決めるときに欠かせません。
ニーズ調査といっても、アンケートを取るより、人に話を聞くことのほうが何倍も有効です。
既存の就労継続支援B型事業所もチェックしてみよう
同じ地域にどんなB型事業所があるかを調べてみましょう。
インターネット(福祉ナビ・県の指定事業所一覧)や、実際の見学もおすすめです。
「同じ就労継続支援B型事業所」でも、活動内容や雰囲気は本当にさまざまです。
・菓子製造やパンづくりをしているところ
つくりたいより、求められる
・支援が届きにくい層をカバーできるか
「あ、こういう場所があったらいいな」その声を拾って形にすることが、就労継続支援B型事業所づくりの第一歩です。
次回のブログはコチラ⇒指定申請前の事前調査(宮城県版)③<用途地域と建物チェック>