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<就労継続支援B型事業所 新規開設手順(仙台市版)⑦>実地調査(書類審査+現地確認)

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こんにちは、行政書士の大場です。

指定申請書を提出すると、次に行われるのが「実地調査」です。
実地調査とは、行政(仙台市)が事業所に訪問し

① 申請書どおりの設備・体制が整っているか
② 利用者が安全にサービスを受けられる環境か

を確認する、開設前の最終チェックです。

仙台市はこの実地調査を特に丁寧に行うため、図面・書類・設備・職員体制・生産活動・消防の整合性が重要になります。

 実地調査の流れ(仙台市)

① 書類調査
・申請書の内容が基準に適合しているか
・勤務表(サビ管の常勤、支援員のFTE)の確認
・運営規程・契約書・重要事項説明書の整合性
・生産活動内容の妥当性
・消防・感染症対策の書類確認
② 現地調査
・図面と実際の設備の照合
・相談室の個室性(防音)
・作業室の広さ
・休憩室や手洗い場の確認
・動線の安全性
・生産活動の工程・安全管理
・消防設備(報知器・消火器・誘導灯)
・避難経路の確保
・職員体制の最終確認

 実地調査で必ず見られるポイント

① 図面どおりの整備
・相談室が天井まで仕切られているか
・作業室の面積
・手洗い場の数
・休憩室の確保
・動線の安全性
② 消防設備
・火災報知器
・消火器
・非常灯・誘導灯
・防火対象物使用届
・避難経路の表示
③ 生産活動の安全性
・刃物・加熱機器の管理
・機械操作の見守り体制
・事故防止策
・工程の明確さ
・工賃設定の根拠
・利用者に適した作業か
④ 職員体制
・サビ管の常勤(40時間)
・支援員の常勤換算(FTE)
・管理者との兼務バランス
・勤務表と申請書の一致
⑤ 書類の整合性
・運営規程
・重要事項説明書
・利用契約書
→ 内容が一致していないと必ず指摘される

 行政の実地調査前に準備が必要なこと

・図面と現場の照合を事前に行う
・管理者・サビ管は想定質問に備える
・生産活動の工程書・写真資料を用意
・勤務表と勤務簿を完全一致させる
・消防設備を事前チェックしておく
【図面=書類=設備=職員体制=生産活動=消防】
この6つが揃っていれば、実地調査はスムーズになります。

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2025年11月16日 02:12