開設・指定申請の悩み⑩<書類が多くて、何を出せばいいのか分かりません。>

「書類が多くて、何を出せばいいのか分かりません。」
ほんとうに、その通りです。
申請の書類は分厚いファイルになるほどのボリュームです。
どれが必須で、どれが任意なのか分かりにくいし、県・市によって提出様式も違う。
初めて挑戦する方が混乱するのも無理はありません。
結論:全部を一気に覚えようとしないでOK
申請書類は“順番”に整理すれば、誰でも理解できます。
書類は4つのグループに分けて考える
B型事業所の指定申請書類は、大きく分けて次の4つに整理できます。
グループ | 内容 | 例 |
---|---|---|
① 基本書類 | 法人の存在を証明する書類 | 登記事項証明書・定款・印鑑証明書 |
② 事業所情報 | どんな場所で運営するか | 建物図面・賃貸契約書・消防関係書類 |
③ 人員体制 | どんな職員を配置するか | 職員一覧・資格証・実務経験証明書 |
④ 運営関係 | どんな支援を行うか | 運営規程・勤務表・業務フロー・工賃規程 |
この4つを意識してファイルを分けておくと、「どこまで進んだか」が一目で分かるようになります。
よくある“混乱ポイント”
→ 法人関係は本店(登記)に関する書類
→ 事業所関係は開設する場所に関する書類
ここを分けて整理するだけで、半分以上はスッキリします。
宮城県での提出書類のイメージ
宮城県(仙台市を除く)のB型事業所指定申請では、おおよそ次のような書類構成になります。
このように並べてみると、「何を出せばいいのか」が一気に見えやすくなります。
行政書士のサポートでは“書類マップ”を作る
A4の一覧に、
✔ 提出必須書類
✔ 事業所で作成する書類
✔ 行政書士が代行する書類
を色分けして整理。
そうすると、どこから手をつければいいかが明確になり、「書類が多すぎて分からない」という不安がほとんどなくなります。
就労継続支援B型事業所の申請書類は、確かに多くて複雑です。
「全部まとめて考えない」これが一番のコツです。
焦らず、ひとつずつ整えていけば、必ず形になります。
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