現地調査と開設前準備(宮城県版)<現地調査ってどんなことするの?>

こんにちは。行政書士の大場です。
就労継続支援B型事業所の準備もいよいよ終盤です。
書類を提出して「ひと安心…」と思ったころにやってくるのが・・・
そう、現地調査です。
「担当者が来るって聞いただけで、ドキドキする…」
そんな気持ち、すごくよくわかります。
でも実は、現地調査って“テスト”ではなく“確認”です。
ちゃんと準備していれば、「よくここまで頑張りましたね!」と県から言われる時間です。
現地調査ってなに?
県や市町村の障害福祉課の職員さんが事業所を訪れて、
「書類に書いてある内容と、現場が合っているか」を一緒に確認する時間です。
つまり
「本当に安全に運営できそうか?」
「計画どおりにスタートできるか?」を確かめる“最終チェック”です。
机の上の申請書だけでは見えない部分を、現場で確認するわけですね。
当日に見られる主なポイント
大きく分けると、チェックの内容は3つです。
① 設備・環境の確認
・手洗い場・トイレ・避難経路がきちんと確保されているか
・清掃や衛生の管理ができるようになっているか
・車いすや段差などへの配慮ができているか
工事がまだ途中でも大丈夫です。
「ここに手すりをつける予定です」「この部分は改修中です」と説明できればOKです。
② 書類・掲示物の確認
・利用契約書・重要事項説明書
・苦情対応や避難訓練のマニュアル
・消火器・避難経路図などの掲示
担当者は「完璧な書類を見たい」のではなく
「最低限の準備が整っているか」を見るだけです。
③ 人員体制と運営の見通し
・勤務時間が基準を満たしているか(常勤換算の考え方)
・開所時の利用者数や作業内容は無理がないか
当日の雰囲気
緊張するかもしれませんが、現地調査は“厳しい審査”ではありません。
担当者も敵ではなく、“一緒に確認するパートナー”です。
「ここはどんな作業を予定していますか?」「支援員さんは何名体制ですか?」「利用者さんが休憩できるスペースはどこですか?」
そんなやりとりをしながら、一緒に現場を歩いて確認していく感じです。
終わったあと、「あれ、思ったより和やかだった!」という方がほとんどです。
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